
Ymobile(ワイモバイル)を利用する上で、知っておくと非常に便利な機能に「オートチャージ(快適モード)」があります。
これは、契約しているデータ容量(ギガ)を使い切ってしまった際、自動的にデータ容量を追加購入して、通信速度を回復させてくれる機能です。
以前のプランでは「データ増量オプションを使うなら必須の設定」と言われていましたが、最新のプランでは仕組みが改善され、設定の必要性が大きく変わっています。
今回は、最新プラン「シンプル3 S/M/L」を利用している方を対象に、オートチャージの仕組み、料金、そして「勝手に料金が高くならないための設定方法」をわかりやすく解説します。
オートチャージ(快適モード)とはどんな機能?

Ymobile(ワイモバイル)のオートチャージ機能を一言で説明すると、「データ容量がゼロになっても、自動でおかわりをして高速通信をキープする機能」です。
通常、スマホのプランには「月々〇〇GBまで」という上限があります。
この上限を超えてしまうと、通信速度がガクンと落ちる「速度制限(低速化)」がかかります。
速度制限がかかると、Webサイトの閲覧が遅くなったり、動画が止まったりしてストレスを感じることがあります。
通常、元の速度に戻すには、その都度「0.5GBあたり550円」を支払ってデータ容量を追加(チャージ)する手続きが必要です。
しかし、この「オートチャージ(快適モード)」を「ON」に設定しておくと、データ容量がなくなった瞬間にシステムが自動的に追加購入を行い、速度制限をかけずにそのまま快適にスマホを使い続けることができます。
オートチャージの利用料金
オートチャージ自体に月額料金はかかりませんが、自動追加されたデータ容量分の料金が発生します。
- 追加単位: 0.5GB(500MB)ごと
- 料金: 550円(税込)/回
つまり、オートチャージが発動するたびに550円がスマホ代に加算されます。
「便利だから」と無制限に設定していると、知らぬ間に数千円の追加料金が発生することもあるため、正しい設定が必要です!
【重要】最新プラン「シンプル3」とデータ増量オプションの関係
ここが以前の情報と大きく異なる重要なポイントです。
古いプランでは、「データ増量オプション(月々のギガが増えるオプション)」で増えた分のデータを使うために、このオートチャージ設定が必要な場合がありました。
しかし、現在提供されている最新プラン「シンプル3 S/M/L」や「シンプル2」では、データ増量オプションで増えた分のデータ容量は、最初から自動的に付与されています。
そのため、「データ増量オプションの分を使い切るために、わざわざオートチャージ設定をする」という作業は不要になりました。
現在のオートチャージ設定は、あくまで「プランの基本データ容量 + 増量オプション分」をすべて使い切った後、さらにお金を払ってでも高速通信を維持したいかどうかを決めるための設定です。
参考:シンプル3 S/M/Lの基本データ容量
公式サイトに基づく、「シンプル3」のデータ容量は以下の通りです。
| プラン名 | 基本データ容量 | 超過後の速度 |
| シンプル3 S | 5GB | 最大300kbps |
| シンプル3 M | 30GB | 最大1Mbps |
| シンプル3 L | 35GB | 最大1Mbps |
例えば「シンプル3 M」の場合、30GBを使い切ると速度が「最大1Mbps」に制限されます。
1Mbpsという速度は、YouTubeの標準画質程度なら視聴できる速度です。もし「1Mbpsで十分」と感じるなら、オートチャージを設定する必要はありません。
逆に、「常に最高速度じゃないと困る」「高画質動画やオンラインゲームをする」という方は、オートチャージを活用するのがおすすめです。
Ymobile(ワイモバイル)でのオートチャージの設定手順

オートチャージの設定は、会員サポートサイト「My Y!mobile」から簡単に行えます。
3分ほどで完了する作業です!
- My Y!mobileにログインブラウザから「My Y!mobile」にアクセスし、電話番号とパスワードでログインします。
- メニューを選択トップページ、またはメニュー内にある**「データ通信量の管理」**という項目をタップします。
- オートチャージ設定を選択画面内にある**「オートチャージ設定」**という項目を選択します。ここで、現在のモードが「制限モード(オートチャージOFF)」なのか「快適モード(オートチャージON)」なのかが確認できます。
- 設定を変更するオートチャージを利用したい場合は、**「快適モード」を選択し、「上限回数」**を設定します。最後に「変更する」ボタンを押せば設定完了です。
注意!「使いすぎ」を防ぐための推奨設定

オートチャージは便利ですが、お財布への影響をコントロールするために、以下の点に注意して設定することをおすすめします。
上限回数は必ず設定する
設定画面では、オートチャージの回数を「無制限」または「1回~14回」の間で選ぶことができます。
おすすめは、「1回」または「2回」などの低い回数に設定しておくことです。
もし「無制限」に設定してしまうと、動画などを再生し続けた場合にデータ容量が自動で追加され続け、請求金額が高額になってしまうリスクがあります。
「1回(550円分)」に設定しておけば、もしそれを使い切ってもそこでストップ(速度制限)がかかるため、安心です。
設定は翌月も引き継がれる
一度オートチャージを「ON(快適モード)」にし、上限回数を設定すると、その設定は翌月以降も継続されます。
「今月だけ旅行に行くから多めに設定しよう」と上限を増やした場合は、翌月になったら設定を元に戻すのを忘れないようにしましょう。
速度制限中でも手動チャージは可能
もしオートチャージを「OFF(制限モード)」にしていて速度制限がかかってしまった場合でも、必要な時だけ手動でチャージ(550円/0.5GB)することは可能です。
「勝手に料金が上がるのが怖い」という方は、普段はOFFにしておき、本当に必要な時だけMy Y!mobileから手動で追加購入するという使い方が一番安心かもしれません。
(最後に)Ymobile(ワイモバイル)のオートチャージ(快適モード)は、データ容量不足による速度低下を防ぐ便利な機能
Ymobile(ワイモバイル)のオートチャージ(快適モード)は、データ容量不足による速度低下を防ぐ便利な機能です。
- 機能: データ超過時に、自動で0.5GB(550円)を追加購入して高速通信を維持する。
- 最新プランでの変更点: 「データ増量オプション」の利用にオートチャージ設定は不要になった。
- おすすめの使い方: 使いすぎを防ぐため、上限回数を「1回」などに設定するか、基本はOFFにしておき必要な時だけ手動チャージする。
特に最新プラン「シンプル3 M/L」の方は、速度制限がかかっても最大1Mbpsという比較的速い速度で通信が可能です。
ご自身の利用スタイルに合わせて、オートチャージが必要かどうかを検討してみてください。


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