IIJmioで契約を行う際に利用することができる端末に対して補償オプションとして、”端末補償オプション”があります。
IIJmioの端末補償オプションはどういった場合に加入でき、どういった場合に補償を受けられるのか、このオプションは必要なのかどうかをわかりやすく解説していきたいと思います。
端末は安い買い物じゃないから補償には入っておくべき!?
IIJmioで販売している端末がいくら格安スマホだからといっても、決して安い買い物ではありません。
またスマホは精密機器になるので、当然使い方や製品自体によっては壊れやすいものもあります。
そんな際にスマホなどの端末がいざ故障してしまった場合に、補償を行なってくれるオプションが各社で用意されています。
IIJmioでは端末が何かあった時に修理や交換をしてくれる端末補償がありますが、当サイトの結論は入らなくていいのでは…です。
というのも、防水機能のあるスマホを選んだり、スケースや画面フィルムで保護しておくことで水没や画面割れを予防できます。
当サイトでは、端末補償は迷ったらつけずに自己責任で管理する。という方針です。(あくまでも当サイトの一意見です。)
とはいえ、IIJmioの端末補償が気になるかと思いますので解説していきます。
IIJmioの端末補償を使ってみた人の評判
IIJmioで買い直した時、端末補償サービス入っておいて良かった。画面割れしたので端末交換お願いした。税込5500円だけど、約1年使ってバッテリーも減たる頃だしリファービッシュ品に交換するのも良いかな。
因みに、返却しないと端末保守調停金4万円取られるけど、4万円で手に入るなら安いかも…— あらⓅ★ (@arapix) February 14, 2021
IIJmioの端末補償、交換代金5000円掛かるのかー。勝手に無料だと勘違いしてた。今更無印Maxに5000円払うのも、なんだかなー
ってか、端末補償って、無駄だったな。— HCat (@out_of_phase) August 29, 2018
何度か落として画面割れが酷くなってきたので、端末補償使って交換してもらおうと思ったら交換端末ないって言われた… なんのための補償オプションだよ #IIJmio
— Carrera (@hisxvi) January 25, 2020
IIJmioの端末補償を使ってみた人の評判は人それぞれ!
上記がTwitter(X)でみつけたIIJmioの端末補償に対しての評判です。
冒頭でもお伝えした通り、当サイトでは端末補償を付けない方針なので当事者としての意見は言えず申し訳ありませんが、使ってみた人の意見は上記のようになっています。
とはいえIIJmioさんも企業努力を重ねて改善はしてくれると思います。
色んな意見がありますが端末の取り扱いは自己責任で、ご自身の判断で入るかどうかを決めるのがよさそうです。
IIJmioの端末補償オプションとは
IIJmioの端末補償オプションとは、IIJmioで購入した端末に補償サービスをつけることができるオプションサービスです。
IIJmioでは端末を購入する際には、サプライサービスというサービスを通して購入することになるのですが、そのIIJmioサプライサービスにて購入した端末でのみ加入が可能なオプションサービスとなっています。
ですので家電量販店などで購入した端末では、加入できません。
また勘違いしやすいのですがこの端末補償オプションは、端末が故障した場合などに修理を無償や少額で行なってくれる補償サービスではなく、端末が使えなくなった場合に少額で同一・同色端末と交換してくれるサービスとなっています。
修理に対しての補償サービスではなく、交換に対しての補償サービスなので注意が必要です。
補償内容
IIJmioの端末補償サービスにおいての補償内容は
・画面割れ
・水濡れ
・全損・部分破損
となっています。
例えば、ポケットに入れていたスマホを落としてしまい、画面が割れてしまった、水たまりに落としてしまったなどが交換の対象となります。
また交換端末は飛行機に乗せて航空便で、翌日に届けてくれるのでスマホが壊れても使えない期間がほとんどありません。
しかしこの補償は、端末本体に対してだけの補償でSIMカードに対しての補償は対象外なので注意が必要です。
保証期間に対しての注意点
1年間はメーカー保証になります!
少しややこしいのですが、IIJmioの端末補償オプションのルールで覚えておきたいのは、保証期間についての詳細です。
端末補償が開始するのは、端末の利用開始日(到着日)
で間違いないのですが、もうひとつ覚えておきたことがあります。
それが
IIJmioサプライサービスの利用開始日から1年間はメーカー保証期間となる!
ということです。端末補償オプションの期間としては、利用開始日からスタートしているのですが、端末にそれぞれメーカー保証というものがあります。
メーカー保証とは、端末を製造しているメーカーが保証を行う制度で、自然故障の場合はメーカー保証になることがほとんどです。
ですので、上記のような画面割れ、水濡れ、全損・部分破損といった故障ではなく普通に使っていての故障であればメーカー保証が優先されます。
つまり有料で加入している端末補償オプションは、1年間は利用されるケースは少ないということになります。
そういったことを知ると、端末補償オプションには入らないという選択肢を取る場合も多くあります。
月額料金と利用料金
IIJmioの端末補償オプションのユニークな点としては、購入した端末によって月額料金が異なるということです。
多くの携帯電話会社では、こういった補償オプションではどの端末かによっては関係なく一律の料金で提供していることがほとんどです。
しかしIIJmioでは、対象端末によって以下のような料金になっています。
月額 料金 |
端末 |
380円 (税抜) |
AQUOS sense plus SH-M07 / P20 lite / Moto G6 Plus / Moto G6 / Moto E5 / Lenovo TAB4 8 / ZenFone 5Q / ZenFone Max Plus(M1) / nova lite 2 / P8 lite / ZenFone 2 Laser / arrows M02 / GR5 / ZenFone Max / ZenFone Go / P9 lite / arrows M03 / ZenFone 3 / IDOL 4 / SHINE LITE / ZenFone 3 Laser / ZenFone 3 Max / SH-N01 / SH-M04-A / nova / nova lite / VAIO Phone A / Moto G5 Plus / Blade V8 / P10 lite / ZenFone Live / arrows M04 / Moto G5s Plus / Moto G5s / SH-M05 / ZenFone 4 Selfie / ZenFone 4 Max / MediaPad M3 Lite 10 / ZenPad 10 / ZenPad 3 8.0 / novas Home+CA FREE / Si-L10 / Aterm MR04LN & HUAWEI MediaPad T1 7.0セット / Aterm MR04LN / Aterm MR05LN / Aterm HT100LN SW |
500円 (税抜) |
ZenFone 5Z / P20 / ZenFone 5 / DURA FORCE PRO / CAT S41 / AQUOS R compact SH-M06 / P10 Plus / P10 / ZenFone Zoom S / Moto Z2 Play / ZenFone 4 Selfie Pro / ZenFone 4 / honor 9 / ZenFone 4 Pro / Moto X4 / ZenFone 4 カスタマイズモデル / Mate 10 Pro / CAT S60 / YOGA BOOK |
※NEC Aterm MR04LN & HUAWEI MediaPad T1 7.0セットは2台セットで月額380円(税抜)。
また実際に端末が故障なりして、この補償サービスを利用する際には、次の費用を支払うことで端末を交換してもらうことができます。
交換代金 | |
1回目 | 5,000円(税抜) |
2回目 | 8,000円(税抜) |
IIJmioの端末補償オプションでは、月額料金に加えていざ端末を交換してもらう際にも費用が必要です。
回数制限が1年に2回とされていて、1回目は5,000円、2回目は8,000円かかります。
つまり年間2回の交換を必要とした場合、月額料金に加えて5,000円+8,000円がかかるの補償サービスであっても大きな費用がかかってしまいます。
端末補償オプションの注意点
このIIJmioの端末補償オプションには多少の注意点もあるので確認しておきましょう。
オプション加入は端末購入時のみ
この端末補償オプションはIIJmioサプライサービスに提供されている端末のみで加入ができますが、それに加えてこのオプションの申し込みは端末の申し込み時のみとなっています。
つまり途中加入はできません。
端末を購入後、やっぱり端末補償をつけておきたいと思っても、それはできず購入時にオプションに入るかどうかを判断しなくてはいけません。
1年間はメーカー保証が適用される可能性がある
すでにご紹介はしましたが、この端末補償オプションに加入している場合であっても、1年以内の自然故障の場合はメーカー保証が適用されることがあります。
しかもその場合は自分でメーカーに直接問い合わせる必要があります。
メーカー保証は購入者が加入しなくても自動的に製造メーカーが保証を行なってくれるサービスで、月額料金などもかかりません。
メーカー保証の有効期限が1年間となっているので、端末補償オプションに加入していても、場合によってはメーカー保証が優先されます。
つまり1年間は端末補償オプションを利用するケースは少ないということになります。
本体代金が安い端末だと買い換えた方がお得
IIJmioでは様々な端末が用意されていて、本体代金も安いものもあれば高いものもあります。
オプション料金の月額料金と交換にかかる費用を考えた場合、本体代金が安い端末だと交換よりも買い換えの方が安くつく可能性があります。
本体代金が高い端末だと、買い換えよりも交換の方がお得な場合もありますが、長く使えば使うほどそれだけオプションの料金の月額料金も払い続けることになるので、コストはかかることになります。
盗難・紛失などは対象外
また端末の交換条件としては、全損・部分破損・水濡れ・自然故障のみとなっていて、盗難や紛失や改造や天災による故障は対象外となっています。
つまり手元に端末が残っている状態で故障を証明することができないと交換はしてもらえず、もちろん故意に改造した際の故障も対象外ですし、天災などでも故障も対象外となっています。
こんな人はIIJmioの端末補償オプションに加入すべき!逆にこんな場合は必要なし!
どんな端末を購入するのかをしっかり把握しましょう!
本体代金の高額な端末を購入する場合には念のためこの補償オプションに加入しておくべきかと考える場合も多いかと思います。
一概にはいえませんが、本体代金と、月額料金と交換費用を比較してオプション加入した方が割りがいいのであれば加入するのがお得かもしれません。
しかし、それよりも大切なことは
どんな機能のついた端末を購入するのか
ということです。例えば、現在のスマホ端末では、耐衝撃や防水・防塵などといった故障につながりにくい機能を有している端末が多くあります。
こういった頑丈なスマホを選んでいる場合には、がっちり補償オプションに入る必要はないかもしれません。
また、
これまでスマホを故障させたことがあるかどうか
も大きなポイントです。スマホは人それぞれによって使う場所やシーンが異なるので、その人によって故障するリスクはそれぞれです。
これまで何度もスマホを故障させてきた場合であれば、こういった補償オプションは大いに役立ちすが、そもそも故障の可能性が低い使い方をするのであれば、このオプションは必要ないかもしれません。
こういった、どういうスマホを使うのか、どういった使い方をするのかを把握してオプション加入するかどうかを判断するのも一つの手段です。
私自身は、スマホを大切に丁寧に扱うように心がけて、こういったオプションには加入せずに、なるべく費用を抑えるようにしています。
端末が故障などした場合の端末補償オプションの実際の利用方法と注意点
IIJmioの端末補償オプションに加入していて、端末が破損などしてしまった際にはこのサービスを利用することになるのですが、どのように利用するのかを確認しておきましょう。
まず確認しておきたいのは、破損などした端末は
・同一機種・同色の端末
を受け取れるということです。
端末が壊れたら電話で連絡
端末が水濡れや破損などで壊れてしまったら、端末を発送してもらった際に一緒に入っている「端末補償ご利用の案内」に記載している電話番号へ電話をします。(9:00-19:00受付)
1年以内の場合は会員専用ページに記載されているメーカーへ連絡します。
交換申し込みをする際には、mtsから始まるサービスコード、IIJmiiへの登録電話番号、端末のIMEIが必要となります。
上記の情報を電話口で伝えると、交換端末の準備を速やかに行なってくれます。
交換端末が届くので故障した端末を返却
交換申請を行ったら、一部離島などを除く地域では通常2日以内に交換端末が届きます。
交換端末が送られてきた際に、交換端末と入れ替え、一緒に入っている直払い伝票を張り付けて、配達ドライバーへ故障端末(旧端末)を渡します。
以上で故障した端末の交換が終了です。
端末補償オプションを利用の際の注意点
端末補償オプションで端末交換を行う際には、注意点があります。
データ移行などは自分でする必要がある
故障端末を交換して返却する際には、SIMカードやメモリーカードを抜いておく必要があります。
その際に、旧端末(故障端末)の入っている電話帳や写真などのファイルなどの、データ移行自分で行う必要があります。
また、旧端末に入っているデータは消去しておかなくてはいけません。
故障端末を返却しないと費用がかかる
旧端末は基本的に交換端末と交換となりますが、その日に交換しなくてもよく後から旧端末を送り返すことも可能です。
その際に交換端末の受取日から2週間(14日以内)に旧端末を返却しなかった場合、端末保守調定金40,000円(不課税)が発生してしまいます。
まとめ
いざとなった時に安心なオプション!しかしコストも考慮する必要あり!
今回ご紹介した通り、IIJmioの端末補償サービスはスマホなどの端末がいざ故障してしまった際には安心なオプションです。
しかし、まったくの無償で端末を交換してくれるというものではなく、月額料金に加えて交換費用も発生してしまいます。
入っていればもちろん安心なのですが、利用するスマートフォンにそういったコストをかけるだけの価値があるのかはそれぞれの判断となります。
また端末購入時にしか加入できないので、決断が難しいかもしれませんが数ヶ月加入して後に解約をするという方法もありかと思います。
いずれにしてもこういったルールと、コストを考えて後悔しないようにIIJmioの端末を購入したいですよね!