au回線を使ったMVNO、いわゆるau系格安SIMで公衆無線LANを使いたいのであれば、UQmobileが唯一となります。
au回線のMVNOのもう1社であるmineo(マイネオ)は公衆無線LANを提供していません。
au系の格安SIMは、現在このUQmobileとmineoの2社しかないためどちらにしようか迷っている方も多いはずです。
その中でご自身がどのようにスマートフォンを使っていきたいかによってこの公衆無線LANの有無は非常に重要にキーポイントになってきます。
公衆無線LANサービスの 有無 |
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UQmobile | あり |
mineo | なし |
そもそも無線公衆LANって何?
そもそも公衆無線LANとは、無線LANと呼ばれる技術を利用したインターネットへの接続を提供するサービスのことです。
公衆無線LANを利用すると、パケットの消費がカウントされずに低容量データプランでも安心してインターネット通信を行えるというものです。
大手キャリアと呼ばれるドコモ、au、ソフトバンクではどの会社もこの公衆無線LANサービスを提供しています。
NTTDocomo⇒「docomo Wi-Fi」
au⇒「au Wi-Fi SPOT」
SoftBank(Y!mobile)⇒ソフトバンクWi-Fiスポット
アクセスポイントと呼ばれるインターネットがつながる場所で受信ができて、街中でインターネットをつなぐ際に、パケット(データ通信容量)を消費しないので人気となっています。
アクセスポイントは無線LANスポット、Wi-Fiスポット、フリースポット、ホットスポットなどと呼ばれています。
一つのアクセスポイントから受信できる範囲はだいたい半径20m程度といわれていて広範囲にわたっての通信が行えます。
UQmobileの公衆無線LANの詳細
UQmobileで利用できる公衆無線LANは2016年7月15日から提供開始したサービスです。
ワイヤ・アンド・ワイヤレスの公衆無線LANサービス「Wi2 300 for UQ mobile」というサービスで全てのUQmobileユーザーが利用対象となり無料で使うことができます。
元々UQmobileを運営するUQコミュニケーションズは、UQWiMAXなどと提供している会社なので、こういったWi-Fiなどの電波の提供には定評のある会社です。
UQmobile公衆無線LAN | |
サービス名 | Wi2 300 for UQ mobile |
月額基本料 | 無料 |
初期費用 | |
通信量 | |
対象者 | UQmobile 利用者全員 |
UQmobileの公衆無線LANを使うメリット・デメリット
UQmobileで利用できるWi2 300は全国で最大規模エリアを誇るといわれている公衆無線LANサービスといわれています。
Wi2エリアをチェック
例えば、公共交通機関、カフェなどでUQmobileのSIMカードが挿さった端末であれば、インタンーネットに接続することができます。
これは特にスマートフォンやだけに限らず、iPadやタブレットでも可能です。
外出先でカフェでの休憩タイムや電車の待ち時間でネットにつないで動画を観たりするには最適です。
またWi2 300のような公衆無線LANを使うことによって最大のメリットは、データ通信容量(パケット)が消費せずに、高速通信が行えるということです。
UQmobileには大きくわけて3GBプランと無制限プランが用意されていますが、3GBプランではパケットの消費が気になります。
一方で無制限プランでは500kbpsと通信速度が気になりますが、この公衆無線LANを利用すればそれぞれの懸念を解消することができます。
特にUQmobileではたくさんの通信(ネット接続)をしてしまった場合に、通信速度が遅くなってしまう通信制限があります。
公式規定では直近3日間のデータ通信量が1GB以上となった場合は、翌日13時〜翌々日13時まで、通信制限が行われるとされています。
これを公衆無線LANを使ってネット通信を行えば通信制限に引っかかる事なくインターネットを楽しめるという事です。
Wi2 300(公衆無線LAN)を使うメリット
国内最大規模のエリアで利用可能
無料
高速通信
パケット消費なく、通信制限もなし
公衆無線LANが利用可!
UQmobileはこちら
逆にWi2 300(公衆無線LAN)を使うデメリットは?
では反対にデメリットや欠点はあるのでしょうか?
Wi2 300の欠点は以下のことが挙げられます。
移動しながらの通信には不向き
ポケットWi-FiやWiMAXのような広範囲エリアでは使えない
設定が少しややこしい
Wi2 300は公衆無線LANなのでもちろん、移動しながらの通信には不向きですし、持ち運びのできるモバイルWi-Fiルーターのようにあちこちで通信が行えるわけではありません。
月額3,000円から5,000円ほど支払っているモバイルWi-Fiのように使えないのは仕方のないこともしれません。
スターバックスやマクドナルドなどその場にいながらインターネットを使って仕事をしたりウェブ閲覧を楽しむ方が向いているんでしょうね。
UQmobileの公衆無線LANのお申込み方法と利用方法
デメリットの中で実際の利用方法が難しいと記載したのですが、実際にはそう難しくありません。UQmobileを申込んだあと、Wi2 300も申込んでその後に利用設定を行うだけです。
Wi2 300 for UQ mobileのお申込み方法
①「my UQ mobile」へログインし、「Wi2 300 for UQ mobile」のバナーをクリックします。
②「お申込み内容」「約款・利用規約」を確認して、申込画面へ進みます。
③必要事項を入力し、お申込み完了です。
この際にUQmobileで契約しているUQmobileの「電話番号」と「ICCID」の入力が必要となります。「ICCID」とは(IC Card Identifier)と呼ばれるSIMカードの裏面に記載されている19桁の番号で大切なID番号です。
これ第一段階のお申込みが完了です。次に利用方法を確認していきます。
Wi2 300 for UQ mobileの利用方法
申込みが済んだ後のWi2300を利用する方法なのですが2種類方法があります。
簡単アクセスツール「Wi2 Connect」を使う方法←おすすめ
ログインIDとパスワードを入力して使う方法
簡単アクセスツール「Wi2 Connect」を使う方法
Wi2では、簡単アクセスツール「Wi2 Connect」を無償で提供されていて利用する端末によって設定方法やインストール方法が異なります。
Windows Vista / 7 / 8 / 8.1 |
詳細はこちら |
Mac OS X v 10.5以降 |
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iOS 6以降 (iPhone / iPad / iPod touch) |
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Android 2.3以降 |
ログインIDとパスワードを入力して使う方法
UQmobileで契約したSIMカードが挿さっている端末を持ってWi2サービスエリア内に入ります。
1.エリア内で、Wi2のSSIDを選択します。
2.ブラウザを起動します。
3.ログインIDとパスワードを入力します。
※ログインIDには「xxxxx@wi2」と「xxxxx@300@wi2」の2種類があります。
ログインの際には「@wi2」以前の情報を入力する必要があります。
以上の方法でUQmobileでは公衆無線LANを利用することができます。
無線公衆LANを使えるのはやっぱりメリット!
UQmobileでは公衆無線LANが利用できるようになりましたが、MVNOと呼ばれる格安SIMを利用する場合ではやっぱりメリットかなと思います。
私は以前auを使っていたときに公衆無線LANであるau Wi-Fi SPOTを利用していましたが、とっても便利でした。
初めは必要ないかなぁと思っていたのですが、やっぱり出先で急遽動画を観たくなったり、アプリをダウンロードしなくちゃいけない場面に出くわした時にWi-Fiスポットに入っているととても安心です。
備えあれば憂いなしをできるのがUQmobileなのかなぁと思っています。