楽天モバイルを利用する際に気になるポイントは、VoLTE(ボルテ)を利用できるのかどうか?ということです。楽天でんわでもVoLTEを利用できるのでしょうか?
結論から言っちゃいます!
楽天モバイル/楽天でんわではVoLTEは利用可能!
回りくどい言い方は苦手なので言ってしまいますが、楽天モバイルではVoLTE(ボルテ)が利用可能となっています!
しかもうれしい5つのポイントがあります。
特別なプランは必要なし!
追加料金はいりません!
VoLTE SIMでなくても良い!
VoLTE対応機種ならもれなく利用可能!
楽天でんわからでもVoLTEの通話ができる!
プランは音声通話を利用するので、もちろん通話SIMでの利用になるのでデータSIMではなく通話SIMでの申し込みで利用可能です。
また追加料金も必要ありませんし、VoLTE専用のSIMなども必要ありません。というのもau系の格安SIMであればVoLTE専用のSIMで申し込まないと利用ができないんですよね。
しかし、楽天モバイルなら通常の通話SIMで大丈夫というわけです!
楽天モバイルでVoLTE(ボルテ)が使えるかな〜って思っていた場合には、これで安心して申し込めるかと思います。
それでは、さらに楽天モバイルでのVoLTEの詳細や注意点を詳しく確認していきましょう!
VoLTEとは?メリットやデメリットは何?
「VoLTE」とは、Voice over LTEの略で「ボルテ」と読みます。
わかりやすくいうと、従来よりもキレイな音質で電話ができるようになった通話サービスのことです。
携帯電話の電波には3GやLTEがあるのですが、3Gは少し古くLTEが新しい通信技術です。
今までの通話は3G回線を使って行われていたのですが、VoLTEを利用することで新しい回線で高速でしかもキレイな音質で通話できるということです。
VoLTEを利用するメリット
VoLTEを利用するメリットは次の事柄が挙げられます。ここで挙げさせていただくメリットはあくまでも本来のVoLTEを利用する際のメリットで、楽天モバイルで利用する際にはちょっとした注意点もあるので後ほど確認していきます。
高音質通話ができる
特徴の部分でも紹介しましたが、従来の音声通話より高音質な通話が可能です。
というのも従来の音声で高音域の部分というのはカットされてしまうのですが、VoLTEではその部分がカットされないために音がこもりません。
音がこもらないのでクリアで聞き手には聞き取りやすい通話ができるということです。
呼び出し時間が短縮される
これまででは電話を相手にかけると、呼び出しコールが鳴るまでに約6秒〜8秒ぐらいの待機時間があったのですが、このVoLTEでは、待ち期間が半分の約3秒程に短縮がされます。
つまり急いで電話したいときなんかでも素早い発着信が可能ということです。
通話中でも通信が行える
これは高速マルチアクセスというのですが、今まではスマートフォンを利用している際に電話がかかってくると、インターネット通信が通信速度の劣る3G回線に切り替わっていました。
しかしVoLTEでは通信速度の速いLTEのまま通信をし続けられるので、電話をしながらのWeb閲覧でもストレスを感じにくくなっています。
バッテリー消費が少ない
これはあまり知られていないメリットですが、3G電波を使った通話よりVoLTEの通話の方がバッテリー消費が抑えられるようになっているようです。
通信でのバッテリー消費はイメージできますが、通話でも意外とバッテリーが消費されるのでうれしいポイントですよね。
iPhoneでも利用が可能
iPhoneではiPhone6/6Plus以降にVoLTEに対応したので、該当する端末では、キャリアで購入した場合でもSIMフリー版でも利用が可能です。
VoLTEのデメリット
それでは反対にVoLTEを利用する際のデメリットも確認しておきましょう。
VoLTE対応機種同士しかVoLTE機能が有効にならない
自分のスマートフォンがVoLTE対応端末だったとしても、相手の端末もVoLTE対応端末でないとVoLTE機能は有効になりません。
この場合には従来の3G回線の音声通話となってしまいます。
ただ相手がどこの携帯電話会社であっても、VoLTE対応端末で機能をオンにしているだ場合には、VoLTE機能は有効になります。
LTE回線を使えない場所ではVoLTE機能が有効にならない
またVoLTEの特徴としてはLTEの回線を利用した通話なので、LTE回線が圏外である場合にはVoLTE機能は有効にありません。これもどこの携帯電話会社でも同様です。
楽天モバイルでVoLTEを利用する際の注意点
それでは楽天モバイルで実際にVoLTEを利用する際の注意点を確認しておきましょう。
VoLTEにはちょっとしたルールがありますので詳しく見ていきましょう。
VoLTE対応のSIMフリースマホが少ない
これは楽天モバイルの問題ではありませんが、そもそもSIMフリースマホにはVoLTE機能に対応した機種が少ないということです。
これにはIMEI制限やキャリア各社のネットワークの特殊性に原因があるようです。
例えばauでは3GではCDMA 2000方式を利用していてドコモやソフトバンクでは3GではW-CDMA方式を利用しているのですが、SIMフリースマホにおいてそのネットワーク方式全てに対応するのは難しいからです。
スマホ側は各社の通信方式の仕様に合わせて作られているので、VoLTE機能まで対応するのが困難だということです。
ただ、SIMフリースマホでもVoLTE対応の端末もありますので確認が必要ですし、ドコモで購入したVoLTE対応端末であれば問題なく利用は可能です。
ビデオコールは利用できない
ビデオコールというのは、ドコモが提供するテレビ電話のことです。
ポイントとしてビデオコールの音声もVoLTEの音質を利用しているので、キレイな音質での通話が可能です。
しかしこのビデオコールはドコモが提供しているサービスのため、ドコモを契約している場合でないと利用はできません。楽天モバイルでは利用できないということです。
楽天でんわでは呼び出し時間が長くなってしまう
楽天でんわの特徴のひとつとして、発信時にやや時間がかかってしまう傾向があります。
というのも楽天でんわでは、電話をかけるとき、自動的に相手の番号の頭に「0037-68-」をつけることにより通話料半額を実現しています。
相手には「0037-68-」は表示されないので、利用中の電話番号が表示されて通常通りの使い方ができるのですが、中継電話会社を経由しているため電話かける段階で少し時間がかかってしまうということです。
ですので楽天でんわを利用する際には、VoLTEのメリットである、発着信までの時間が早いというは実感はあまりないかもしれません。
VoLTE機能が有効になる通話相手を確認!
VoLTE機能を利用しようと思うと、こちらと相手がVoLTE端末を双方に利用していることが条件ということはご紹介しましたが、相手の携帯電話会社にも注意しなくてはいけません。
こちらが楽天モバイルでVoLTE対応端末の場合
相手の携帯電話会社 | VoLTEの 利用 |
楽天モバイル | ◯ |
ドコモ系格安SIM | ◯ |
au系格安SIM | × |
ドコモ | ◯ |
au | × |
ソフトバンク | × |
これは楽天モバイルに限らず、キャリアを利用している場合でもそうです。
例えばソフトバンクのVoLTEでは相手もソフトバンクではないといけません。これも通信ネットワークによる問題なのですが、同キャリア間でのみ利用可能となっています。
MVNOと呼ばれる格安SIMの場合は、キャリアから回線を借り入れているためにドコモではドコモ系のMVNO、ドコモ系のMVNO同士でもVoLTEの利用が可能というわけです。
楽天モバイルでのVoLTEのまとめ
色々ややこしいけど、利用できて損はないサービス!
以上が VoLTEに関することで、ルールが結構あり使える場合と使えない場合がケースバイケースだということがわかっていただけたと思います。
というのもVoLTEのサービスははじまってそんなに長いものではなく、キャリア間での調整がうまくいっていなくどの会社にかけても対応しているというわけではありません。そういった部分は今後に期待という感じです。
ただ楽天モバイルでは、VoLTEを利用するのに特別な契約も、専用のSIMもいりません。
条件さえ当てはまれば利用が可能となっています。
ですので利用できて損はないサービスとなっているということです。
VoLTEの利用は楽天モバイルで問題なく可能ですよ!