
大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)からスマートフォンの乗り換えを検討する際、一番の懸念材料になるのが「メールアドレス」の問題ではないでしょうか。
「格安スマホにするとキャリアメールが使えなくなる」
「フリーメールだと信頼性が低くて困る」
といった声をよく耳にしますが、実はYmobile(ワイモバイル)はその悩みを解決できる貴重な通信会社なんです!
この記事では、ワイモバイルで利用できるメールサービスの仕組みや、なぜそれが「お得」と言われるのか、2025年9月に登場した最新プラン「シンプル3」の情報とあわせて徹底解説します。
ワイモバイルなら「信頼できるキャリアメール」が無料で使える
ワイモバイルは格安スマホのような料金体系でありながら、大手キャリアと同等の信頼性を持つ「キャリアメール」を無料で利用することができます。
通常、LINEなどの連絡手段が普及した現在でも、銀行の本人確認や学校の連絡網、一部の会員制サービスなどでは、GmailやYahoo!メールなどの「フリーメール」が登録できないケースがあります。
また、相手がガラケー(フィーチャーフォン)を使っている場合、パソコンからのメールを一括で拒否していることも少なくありません。
こうした場合に必要になるのが「キャリアメール」なんです!
補足:キャリアメールとは?
ドコモ(@docomo.ne.jp)、au(@ezweb.ne.jp)、ソフトバンク(@softbank.ne.jp)などの通信事業者が自社ドメインで提供しているメールアドレスのことです。携帯電話会社が身元を保証しているため、社会的信用度が高く、迷惑メールフィルターで弾かれにくいという特徴があります。
一般的な格安SIM(MVNO)でも独自のメールアドレスを提供しているところはありますが、それはあくまで「PCメール」扱いであったり、月額料金がかかるオプション扱いだったりすることがほとんどです。
しかし、ワイモバイルの最新プラン「シンプル3 S/M/L」であれば、追加料金なしで、キャリアメールとして扱われる信頼性の高いメールアドレスを持つことができます。
これはソフトバンクのサブブランドであるワイモバイルならではの特権と言えます。
ワイモバイルで付与される「2つのメールアドレス」の違い
ワイモバイルを契約すると、実は2種類のメールアドレスを利用できることをご存知でしょうか。
それぞれ特徴が異なるため、使い分けることで非常に便利になります。
ワイモバイルでは、「MMS(キャリアメール)」と「Y!mobileメール(PCメール)」の2つが用意されています。
1. キャリアメールとして使える「MMS」
ひとつ目は、「@ymobile.ne.jp」というアドレスです。
これがいわゆるキャリアメールに該当します。
このメールアドレスは「MMS(マルチメディア・メッセージング・サービス)」という仕組みを使っており、他社のキャリアメール宛てに送っても迷惑メールとして弾かれることがほとんどありません。
LINEのようなチャット形式で表示されるメッセージアプリや、iPhoneの標準メールアプリで送受信することができ、絵文字や写真の添付も可能です◎
金融機関の登録や、大切な連絡にはこのアドレスを使うのがおすすめ
2. 容量無制限の「Y!mobile メール」
ふたつ目は、「@yahoo.ne.jp」というアドレスです。
こちらは「Y!mobileメール」と呼ばれ、GmailやYahoo!メールと同じPCメール(Webメール)の扱いになります。
大きな特徴は、スマホだけでなく、タブレットやパソコンなど、どの端末からでもログインしてメールを確認できる点です。
また、メールボックスの容量が無制限(クラウド保存)であるため、大量の写真をやり取りしたり、ショッピングサイトの登録用(メルマガ受信用)に使ったりするのに適しています。
利用にはYahoo! JAPAN IDが必要ですが、ワイモバイルユーザーであれば初期設定で必ず連携するため、すぐに使い始めることができます。
▼2つのメールアドレスの違いまとめ
| メール名称 | ドメイン(アドレス) | 分類 | おすすめの用途 |
| MMS | @ymobile.ne.jp | キャリアメール | 銀行・学校の登録、ガラケー相手の連絡 |
| Y!mobileメール | @yahoo.ne.jp | PCメール(Webメール) | ネットショッピング、メルマガ、パソコンとの併用 |
このように、用途に合わせて2つのアドレスを使い分けることで、プライベートと公式な登録をきれいに管理することが可能です◎
最新プラン「シンプル3」ならメール料金もコミコミ
他社から乗り換える際に気になるのが料金ですが、ワイモバイルのメールサービスは、月額利用料も送受信料もプラン料金に含まれており無料です。
最新プラン「シンプル3 S/M/L」のいずれを契約しても、申し込み不要で最初からメールサービスが付帯しています。
▼ワイモバイル「シンプル3」料金表(メール無料付帯)
| プラン名 | データ容量 | 月額基本料 | おうち割+カード割 適用後 |
| シンプル3 S | 5GB | 3,058円 | 1,078円〜 |
| シンプル3 M | 30GB | 4,158円 | 2,178円〜 |
| シンプル3 L | 35GB | 5,258円 | 3,278円〜 |
※価格はすべて税込です。
※割引適用後の価格は、「おうち割 光セット(A):-1,650円」と「PayPayカード割:-330円」を適用した場合の目安です。
このように、データ容量が5GB/30GB/35GBへと増量された新プランでも、メールサービスは変わらず無料で使い放題!
「メール持ち運び」より断然お得!
よくあるのが「今まで使っていたドコモやauのメールアドレスを変えたくない」というケースです。
各社が提供する「メール持ち運びサービス」を使えば継続利用も可能ですが、それには月額330円(税込)程度の維持費がかかり続けます。
毎月のスマホ代を安くするためにワイモバイルにするのであれば、このタイミングでワイモバイルの無料メール(@ymobile.ne.jp)に切り替えてしまうのが、固定費削減の観点からはもっとも経済的でおすすめです。
ワイモバイルのメール設定方法

「スマホの設定は難しそう」と不安に思うかもしれませんが、ワイモバイルのメール設定は非常にシンプル化されています。
iPhoneの場合
iPhoneの場合は、「一括設定」というプロファイルをインストールするだけで完了します。
ワイモバイルの回線を利用している状態で専用ページにアクセスし、ファイルをダウンロード・インストールするだけで、自動的に標準の「メール」アプリでMMS(@ymobile.ne.jp)が使えるようになり、Y!mobileメール(@yahoo.ne.jp)の設定も完了します。
Androidの場合
Androidスマートフォンの場合、「Y!mobileメール」アプリ、または「かんたん設定」アプリを利用します。
ワイモバイルで販売されているAndroid端末には最初からインストールされていることが多く、アプリを起動して画面の指示に従うだけで、Yahoo! JAPAN IDとの連携が行われ、すぐにメールが使えるようになります。
SIMフリー端末などを持ち込んで使う場合でも、Google Playストアから「Y!mobileメール」アプリをダウンロードすれば、同様に簡単に設定が可能です。
注意点:Wi-Fiをオフにして設定しよう
初回の設定時、契約者本人であることを確認するためにWi-Fiをオフにして、ワイモバイルのモバイルデータ通信で接続する必要があります。設定がうまくいかない時はWi-Fiが切れているか確認してみましょう。
おさらい:メールサービスで選んでもワイモバイルは正解
格安スマホ並みの料金でありながら、キャリアと同品質のメールサービスが無料で使える点は、ワイモバイルの大きな強みです。
- 「@ymobile.ne.jp」は信頼性の高いキャリアメールとして使える
- 「@yahoo.ne.jp」は容量無制限でPCからも使える
- これらが最新「シンプル3」プランなら追加料金なしで利用可能
「メールアドレスが変わるのは面倒」と思われるかもしれませんが、月額300円以上を払い続けて古いアドレスを維持するよりも、無料で高機能なワイモバイルのメールに移行するメリットは非常に大きいです。
設定もアプリで簡単に行えますので、ぜひこの便利な2つのメールアドレスを使いこなして、快適なスマホライフを送ってください。


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