
auやドコモ、ソフトバンクといった大手キャリアから、あるいは他の格安SIMからワイモバイルへ乗り換える際、一番の懸念点は「電話帳(連絡先)や写真データの移行」ではないでしょうか
以前はショップの専用機器や赤外線通信を使って移行するのが一般的でしたが、現在はスマートフォン自体の性能が向上し、自宅にいながら誰でも簡単に、しかも無料でデータ移行ができるようになっています。
ワイモバイルのショップは混雑していることも多く、データ移行のサポートをお願いすると手数料がかかる場合もあります。
しかし、オンラインストアで新しい機種を購入し、自分で移行作業を行えば、待ち時間も手数料も節約可能なんです◎
この記事では、スマホ初心者の方でも安心して作業できるよう、最新の電話帳移行方法をわかりやすく解説します。
今の主流は「アプリ」や「クラウド」を使った移行
以前は「赤外線通信」や「SDカード」を使うのが主流でしたが、最近のスマートフォン、特にiPhone同士やAndroid同士の機種変更では、もっと簡単な方法が用意されています。
移行パターンは大きく分けて以下の3つです。
- 「かんたんデータコピー」アプリを使う(初心者におすすめ)
- iPhoneの「クイックスタート」を使う(iPhone同士なら最強)
- Googleアカウントを使う(Androidの基本)
それぞれの方法について、詳しく見ていきましょう。
1. ワイモバイル公式推奨「かんたんデータコピー」アプリ
ワイモバイル(ソフトバンク)が提供している「かんたんデータコピー」という無料アプリを使う方法です。
この方法の素晴らしいところは、iPhoneからAndroid、AndroidからiPhoneといった、異なるOS間での移行もスムーズに行える点です。
補足:OS(オーエス)とは?
スマホを動かすための基本ソフトのことです。Apple製品の「iOS(iPhone)」と、Googleの「Android」の2種類が代表的です。この2つは仕組みが違うため、昔はデータ移行が少し大変でした。
手順は非常にシンプルです。
まず、これまで使っていた古いスマホと、ワイモバイルの新しいスマホの両方に「かんたんデータコピー」アプリをインストールします。
次に、両方のスマホでアプリを起動し、画面の案内に従って「次へ」進んでいきます。
すると、2台のスマホがお互いを認識し、Wi-Fiを使って直接つながります。
ケーブルを用意する必要もありません。
接続が完了すると、移行したいデータの選択画面になります。
「電話帳」はもちろん、「写真」「動画」「カレンダー」なども選択可能です。
最後に「コピー開始」をタップすれば、あとは待つだけで新しいスマホにデータが移ります◎
難しい設定やケーブルの接続が不要なため、機械が苦手な方にもっともおすすめできる方法です。
2. iPhoneからiPhoneへ換えるなら「クイックスタート」

もし、これまでiPhoneを使っていて、新しい機種もiPhone(ワイモバイルで購入したiPhoneなど)であれば、Apple標準機能の「クイックスタート」が圧倒的に便利です。
新しいiPhoneの電源を入れて、これまで使っていたiPhoneの横に置くだけで移行作業が始まります!
画面に表示される青い粒子のようなアニメーションを古いiPhoneのカメラで読み取るだけで、電話帳だけでなく、アプリの配置、Wi-Fiの設定、写真、LINEのトーク履歴(事前にバックアップ推奨)など、ほぼ全ての状態が丸ごと新しいiPhoneにコピーされます。
補足:バックアップとは?
データの「予備」として保存しておくことです。万が一スマホが壊れたり紛失したりしても、バックアップがあればデータを復元できます。
この機能を使うには、両方のiPhoneのiOSバージョンが12.4以降である必要がありますが、ここ数年の機種であれば問題なく対応しています。
パソコンもケーブルも不要で、手元の操作だけで以前と全く同じ環境が再現されるため、iPhoneユーザーにとっては魔法のような機能です♩
3. Googleアカウントを使った同期(Androidユーザー向け)
Androidのスマートフォンを使っている場合、Googleアカウントを使った移行が基本となります。
Androidスマホは、Googleアカウント(Gmailアドレス)を設定して使うのが前提となっており、普段から電話帳のデータをGoogleの「クラウド」上に保存する仕組みになっています。
補足:クラウドとは?
インターネット上のデータ保管庫のことです。スマホ本体ではなく、ネットの向こう側(Googleのサーバーなど)にデータを預けておくことで、スマホ本体が変わっても、同じ鍵(アカウント)を使えばすぐにデータを引き出せます。
移行方法はとても簡単!
新しいワイモバイルのスマホを起動し、初期設定画面でこれまで使っていたGoogleアカウントとパスワードを入力してログインします。
これだけで、クラウド上に保存されていた電話帳データが自動的に新しいスマホに降りてきます(同期されます)。
特別な操作をしなくても、ログインするだけで電話帳が元通りになるのがAndroidの強みです。
もし電話帳が移行されない場合は、古いスマホの設定画面で「アカウント」→「Google」→「アカウント同期」と進み、「連絡先」の同期がオンになっているか確認してみてください。
ガラケーからスマホへ移行する場合
現在ガラケー(フィーチャーフォン)を使っていて、ワイモバイルのスマホデビューをする場合は、SDカードを使った移行が確実です。
多くのガラケーには「SDカード」の差込口があります。
まず、ガラケーの電話帳メニューから「SDカードへコピー(バックアップ)」といった項目を選び、連絡先データをSDカードに移します。
補足:SDカード(エスディーカード)とは?
データを保存するための小さなカード型の記録媒体です。写真や電話帳などを保存して、別の機器に移す際によく使われます。
次に、そのSDカードを新しいスマホに差し込みます(iPhoneなどSDカードが入らない機種の場合は、パソコン経由や専用のカードリーダーが必要になるため、ショップでの相談をおすすめします)。
Androidスマホであれば、多くの場合「連絡先」アプリのメニューから「インポート(読み込み)」を選び、「SDカードからインポート」を選択することで、ガラケーの電話帳を取り込むことができます◎
最新プラン「シンプル3」と機種変更のメリット
電話帳の移行方法への不安が解消されれば、あとはワイモバイルのお得な料金プランをフル活用するだけです◎
現在は、以前よりもデータ容量が増量され、さらにお得になった新プラン「シンプル3 S/M/L」が提供されていますよ!
ご自身のデータ使用量に合わせて、以下の3つのサイズから選ぶことができます。
| プラン名 | データ容量 | 特徴 |
| シンプル3 S | 5GB | 以前よりデータ量が増量(4GB→5GB)!LINEやWeb検索が中心の方なら十分な容量です。 |
| シンプル3 M | 30GB | 動画やSNSもたっぷり楽しみたい方に一番人気。余裕の30GBです。 |
| シンプル3 L | 35GB | 「1回10分以内の国内通話無料」がコミコミになった、通話もネットも多い方向けの最強プランです。 |
シンプル3のここが進化!
特に注目なのは、Sプランが5GBに増量された点と、大容量のLプランに「10分以内の国内通話無料(だれとでも定額+)」が標準で含まれている点です。
これにより、通話をよくする方も追加オプションなしでお得に利用できるようになりました。
余ったデータは翌月に繰り越しOK
もちろん、使い切れなかったデータ容量は翌月に繰り越せます。
たとえば「シンプル3 M」で10GB余ったら、翌月は30GB+10GBで合計40GBも使えます。無駄なくデータを使い切れるのがワイモバイルの強みです。
割引サービスでさらにお得に
「おうち割 光セット(A)」や、普段のお買い物をPayPayカードで支払う「PayPayカード割」を適用することで、月額料金が大幅に割引されます。
特に、PayPayカード ゴールドをお持ちの方は割引額がアップする特典も追加されています。
家族で複数回線契約する場合も「家族割引サービス」があり、2回線目以降が安くなります。
自分のライフスタイルに合った割引を組み合わせて、賢くスマホ代を節約しましょう◎
補足:PayPay(ペイペイ)とは?
スマートフォンで支払いができるキャッシュレス決済アプリです。ワイモバイルユーザーはPayPayとの相性が非常に良く、キャンペーンなどでポイントが貯まりやすいメリットがあります。
おさらい:自分でやれば待ち時間なし!安心して乗り換えよう
電話帳移行と聞くと「難しそう」「失敗したらどうしよう」と構えてしまいがちですが、現在は「かんたんデータコピー」アプリや「クラウド」の仕組みのおかげで、驚くほど簡単になっています。
ショップで長時間待たされたり、有料のサポートに頼らなくても、自宅でリラックスしながら自分のペースで移行作業は完了できます◎
浮いた時間とお金で、新しいスマホ用のケースを買ったり、美味しいランチを楽しむのも良いですね。
ぜひこの記事を参考に、ワイモバイルへの乗り換えや機種変更にチャレンジしてみてください。快適なスマホライフが待っています!


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