BIGLOBE SIM(ビッグローブSIM)ではガラケーは使えるの?と気になっている人は意外と多いのですがその詳細を確認していきましょう!
ガラケーとはガラパゴスケータイの略ですが、スマートフォンが普及する前にはほとんどの人がガラケーでした。
その名残りでガラケーのシンプルな機能と通話に関して重きを置いている場合には、すごく使い勝手がよく重宝している人も多いと思います。
BIGLOBESIMのような格安SIMを挿してガラケーが使えたらとても便利なのですがどうなのでしょうか?
BIGLOBE SIMでガラケーを使いたい人はこのパターンだと思います!
一口にBIGLOBE SIMでガラケーを使うといっても様々なパターンがあります。
多くの場合、次のようなパターンに分けられると思います。
ドコモのガラケーをそのままBIGLOBE SIMで使いたい
SIMフリーのガラケーをBIGLOBE SIMで使いたい
スマホと2台持ちでガラケーを使いたい
もっとも多くのパターンはおそらく1番目だと思うのですが、実際にはどうなのでしょうか?
BIGLOBE SIMでドコモのガラケーは使えるけどおすすめできません!
BIGLOBE SIMはドコモの回線を利用した格安SIMなので、SIMカードを挿し替えることで利用は可能です。
ただこの”利用は可能”という言葉だけでガラケーのためにBIGLOBE SIMをすぐさま契約するのはやめておきましょう。
というのもドコモのガラケーにBIGLOBE SIMのSIMカードを挿したところで、できる機能が限られているからです。
その利用可能な機能と利用不可な機能は次のようになります。
BIGLOBE SIMでの ガラケー利用 |
|
音声通話 | ◯ |
SMSの 送受信 |
◯ |
APN設定 | × ⇒データ通信ができない! |
090や080を使った音声通話やショトメッセージ機能のSMSは利用可能ですが、APN設定というBIGLOBE SIMのネットワークを使う為の設定が行えません。
APN設定ができないということは、データ通信(インターネット通信)が行えないのでたくさんのできないことが増えるということです。
BIGLOBEでんわは使えず通話料金20円/30秒,SMSは3円/1通〜になる!
まず第一のデメリットはBIGLOBE SIMのメリットである通話料金が半額になるBIGLOBEでんわが使えないということです。
BIGLOBEでんわを使えば通常の通話料金20円/30秒が半額の10円/30秒の半額になるのですが、このBIGLOBEでんわというのはアプリを通しての通話になるため、そもそもアプリを取ることができないドコモのガラケーではBIGLOBEでんわを利用することはできません。
またBIGLOBEでんわを利用できないということは、かけ放題や通話定額のオプションも利用することはできません。
つまり通話料金は電話をするたびに20円/30秒がかかるということになります。
ガラケーを電話をする目的で持つとなると、ドコモのかけ放題の通話定額を利用する方がお得ということになるのです。
ドコモのキャリアメールも利用できなくなる!
次にデメリットとしては、インターネット通信が行えないために、ドコモのキャリアメール(xxx@docomo.ne.jp)を利用することができなくなります。
これはキャリアメールだけでなく、ガラケーからGmailやYahoo!メールなどのフリーメールでも同様です。
というのも、このメール機能というのは電話回線を利用しているわけではなくインターネット回線を利用しているからです。
ドコモのガラケーにBIGLOBE SIMのSIMカードを挿した場合APN設定ができないのでデータ通信は行えず、メールもできなくなるということです。
またショートメッセージ機能のSMSは送受信することができますが、送信するごとに料金がかかってしまいます。
<SMS送信料>
国内送信 3~30円/通(課税あり)
海外へ送信 50~500円/通(不課税)
ドコモのガラケーをBIGLOBE SIMで使うと結局高くなってしまう!
こういった事情がありドコモのガラケーをBIGLOBE SIMで利用するとなると、結局が通話料金が加算されてしまったり、メッセージのやり取りを頻繁に行うとなるとSMSの送信料金も加算されてしまいます。
またデータ通信を使えないので、LINEなどのアプリでのメッセージのやりとりやLINEの無料通話ももちろん利用できません。
その上音声通話SIMを利用するとなるとデータSIMよりも料金が高額になるにもかかわらず、ネット通信ができないとなると利用料金の無駄にもなってしまいます。
ドコモのガラケーを最安プランに維持してBIGLOBEスマホの2台持ちがおすすめ!
ドコモのガラケーはそのままでBIGLOBEスマホを持ち2台持ちもおすすめです!
どうしてもドコモのガラケーを利用し続けたい場合もあるはずです。
キャリアメールを使い続けたい、通話などのガラケーの機能が気に入っているなどの理由も様々だと思います。
そんな場合はドコモガラケーのプランを最安値で維持して、BIGLOBEスマホを利用して2台持ちもありだと思います。
この場合、BIGLOBEスマホの場合は音声通話SIMにしなくてよく、データ専用プランで料金も抑えられるのでスマホを使ったネット通信も行えてLINEなども利用することが可能となります。
BIGLOBEスマホではスマホセットでの申し込みであればキャンペーン中であればキャッシュバックなどもあるのでお得に利用することが可能です。
BIGLOBE SIMで使えるSIMフリーのガラケーについて
BIGLOBE SIMではドコモのガラケーの利用はおすすめではありませんが、SIMフリーのガラケーでは公式的に動作確認が取れています。
端末名 | SIM サイズ |
データ 通信 |
対応機能 | テザ リング |
AQUOS ケータイ SH-N01 |
nano SIM |
3G LTE |
音声通話 SMS データ通信 |
◯ |
Simple FT142F |
標準 SIM |
3G | 音声通話 SMS データ通信 |
◯ |
SimpleFT142Fに関しては、FREETELから販売されている「日本初」のSIMフリーガラケーとなっています。
ただ現在は新規販売では完売となっているので、中販売の端末を手に入れるしかありあせん。
AQUOSケータイSH-N01に関しては、正確にはガラケーではなくガラケーの形をしているのに対して機能がスマートフォンのように使えるのでガラホと呼ばれています。
これらのガラケー(ガラホ)であればBIGLOBE SIMのSIMカードを挿したとしても、それぞれ対応のSIMカードであれば音声通話、データ通信が利用可能となります。
楽天モバイルならAQUOSケータイSH-N01の端末セットあり
楽天モバイルではガラケーの端末セットあり!
MNPもできるので電話番号そのままで格安SIM×ガラケーが実現できる!
BIGLOBE SIMでのガラケーを利用することは諦めることになるのですが、格安SIMでガラケーを使う場合には端末セットで販売されているのが楽天モバイルです。
AQUOS ケータイ SH-N01
これは先ほどのBIGLOBE SIMで動作確認が取れているものと同じ端末です。
BIGLOBE SIMでは購入できる端末は上記の1種類となっていますが、格安SIMではガラケーを使える貴重な会社となっています。
楽天モバイルには通話SIM/050データSIM(SMSあり)/データSIM(SMS)のSIM種別がありそれぞれに以下のプランが用意されています。
楽天モバイル基本プラン料金
通話SIM | 050 データSIM (SMSあり) |
データSIM (SMSなし) |
|
ベーシックプラン | 1250円 | 645円 | 525円 |
3.1GB プラン |
1600円 | 1020円 | 900円 |
5GB プラン |
2150円 | 1570円 | 1450円 |
10GB プラン |
2960円 | 2380円 | 2260円 |
20GB プラン |
4750円 | 4170円 | 4050円 |
30GB プラン |
6150円 | 5520円 | 5450円 |
ガラケーを利用するには、楽天でんわという5分かけ放題オプションをつけることがおすすめですが、通話SIMにこのオプションを加えても以下のような料金になります。
通話SIM+5分かけ放題プラン料金
通話SIM | 楽天でんわ5分 かけ放題 |
合計 月額料金 |
|
ベーシックプラン | 1250円 | 850円 | 2100円 |
3.1GB プラン |
1600円 | 850円 | 2450円 |
5GB プラン |
2150円 | 850円 | 3000円 |
10GB プラン |
2960円 | 850円 | 3810円 |
20GB プラン |
4750円 | 850円 | 5600円 |
30GB プラン |
6150円 | 850円 | 7000円 |
また最近では楽天モバイルではプラン料金に月額2,380円を支払えば無制限の国内通話かけ放題を付けることも可能です。
通話SIM+無制限放題プラン料金
通話SIM | 楽天でんわ かけ放題 |
合計 月額料金 |
|
ベーシックプラン | 1250円 | 2380円 | 3630円 |
3.1GB プラン |
1600円 | 2380円 | 3980円 |
5GB プラン |
2150円 | 2380円 | 4530円 |
10GB プラン |
2960円 | 2380円 | 5340円 |
20GB プラン |
4750円 | 2380円 | 7130円 |
30GB プラン |
6150円 | 2380円 | 8530円 |
端末料金は分割の場合約1,000円ちょっとということになるので、この料金に加算されますがキャリアでの利用よりもずっとお得になるということです。
BIGLOBE SIMを利用するなら、ガラケーからスマホに変えるのがおすすめ
今現在ガラケーを使っていて、BIGLOBE SIMを利用したいという場合であればガラケーは解約を行い、スマートフォンに変えるのがおすすめです。
この場合MNP(ナンバーポータビリティ)という手続きを行うことで、今までのガラケーの電話番号をそのまま引き継いで利用することが可能です。
ただしスマートフォンに変えることによって使える機能と使えなくなる機能があるのも頭に入れておきたいポイントです。
使えなくなるもの
・キャリアメール(xxx@docomo.ne.jpなどの携帯電話会社が提供するメール)
・家族割引やポイントなどの携帯電話会社が独自で提供するサービス
使えるもの
・LINEなどのアプリや、そのほかのスマートフォン対応のアプリ
・BIGLOBEメール
・留守電やキャッチホンなどの通話サービス
BIGLOBE SIMは人気の格安SIMですし、選択するプランでは大容量のプランもあったり、エンタメフリーというオプションに加入すれば動画の視聴などもサービスをカウントフリーで使えるのは魅力的です。
また現在利用しているガラケーの携帯電話会社からからBIGLOBE SIMへMNPのりかえはとっても簡単で、はじめての格安SIMの利用でも安心して行うことができます。
申込みから利用までのおおまかな流れとしては
現在契約中の会社からMNP予約番号を取得
↓
WebでのBIGLOBE SIMのお申込み端末同時購入がおすすめ!
(MNP予約番号、本人名義のクレジットカード、本人確認書類を用意の上、申し込みフォームにて申し込み)
↓
SIMカードが到着
↓
利用する端末で簡単なAPN設定をすれば利用開始(端末セットなら不要)
BIGLOBE SIMでガラケーを利用する方法まとめ
それぞれの利用の仕方にあったベストな方法を選択してください!
冒頭でもご紹介した通り、ドコモで使っていたガラケーをそのままBIGLOBE SIMで利用するのはどうしてもおすすめできません。
ガラケーのいちばんの特徴である通話面でのメリットを活かすことができないからです。
その割にデータ通信が使えない、キャリアメールが利用できなくなるなどのデメリットがたくさんあります。
しかしその他の格安SIMに視野を広げてみると、ガラケー(正確にはガラホ)を購入できる楽天モバイルのような格安SIMもあるので、どうしてもガラケーのような端末を使いたいという場合には選択肢を広げてみるのも一つの手です。
また今後新しいガラケーの発売はどんどんなくなってくるのは事実なので、この際にBIGLOBE SIMでスマートフォンをセット購入して利用するというのも一つの手段です。
BIGLOBE SIMに限っていうと、ガラケーの利用はおすすめできないので、スマートフォンでの利用がおすすめということになります。
またキャリア(ドコモなど)のガラケーを最安プランなどにして残して、「BIGLOBEスマホ」はデータ通信専用にしてできるだけ費用を抑えて、2台持ちにするという使い方もあります。
こういったことを考慮してぜひベストな選択をしてみてくださいね!