auから楽天モバイルへのりかえれば、利用する料金がとっても安くなります。
楽天モバイルは格安SIMでも人気の会社なので、MNP(ナンバーポータビリティ)といって電話番号をそのままで乗り換えたい人も多いのではないでしょうか?
そうわかっていても中々できないのが携帯電話ののりかえです。
しかしauから楽天モバイルにMNPすれば、料金が安くなるだけでなく、楽天ポイントを有効活用できるので楽天ユーザーにとってはは必見となっています。
auから楽天モバイルへ乗り換えたら実際にどれぐらい安くなるのか、実際のMNP方法やその他の注意点も気になるところです。
auでの契約更新月以外でのMNPの場合には違約金が発生してしまいますが、それを払ってでものりかえた方が長い目で見て絶対にお得になっています。
では、その得する料金差の根拠や実際ののりかえ方法、またのりかえる際の注意点を確認していきましょう!
楽天モバイルへどういった形でのりかえるのかが大切!
まず知っておいていただきたいのは、楽天モバイルはドコモの回線を利用したドコモ系MVNOであるということです。
格安SIMにのりかえる際には、その会社がどこのキャリア(au・ドコモ・ソフトバンク)の回線を利用しているかがとっても大切になります。
特にauで使っていたiPhoneやAndroidをそのまま格安SIMを挿して利用するのであれば注意が必要です。
というのも、auで使っていた機種を楽天モバイルのようなドコモ系MVNOを利用するとなると、対応バンドや周波数帯が異なるので満足に利用できないというケースが多々あります。
またau端末を楽天モバイルで利用する際には、SIMロック解除が必須条件でもあります。
ですので、どういった形でauから楽天モバイルへのりかえるのかをしっかりと確認しておく必要があるということです。
どういった形でのりかえるかは大きく分けて次の3パターンとなります。
1、auで利用していた端末を楽天モバイルでそのまま利用してのりかえる
⇒大元回線が違うので注意が必要、SIMロック解除必要
2、楽天モバイルで新たに端末セットを購入してauからのりかえ
⇒端末の問題はありません!
3、端末を自分で用意してauから楽天モバイルへのりかえ
⇒対応端末かどうかを確認すればOK!
2、3の場合はそのまま注意点はそこまでないのでそのまま読みすすめていただいて結構ですが、1の場合は正直いってあまりおすすめではありません。
ドコモからの乗り換えで端末をそのまま利用するのであれば楽天モバイルはおすすめですが、auからの場合にはau系の格安SIMを利用するのが無難となっています。
そういった場合にはmineo(マイネオ)やUQモバイルやIIJmioがau系MVNOに当てはまるのですが、私はauからmineo(マイネオ)にのりかえています。
その方がとっても簡単で難しいことを考えずにすんだんですよね。
そういった場合の方が良ければ、楽天モバイルは諦めることになりますが次の実体験を参考になるかもしれません。
私がauから格安SIMに乗り換えた実体験(参考記事)
それ以外のパターンや、どうしてもauから楽天モバイルにのりかえたい場合は、auからののりかえ方法や注意点を確認していきましょう!
auから楽天モバイルにMNPのりかえすればこんなに安くなる!違約金を考慮しても絶対におトク!
auから楽天モバイルにのりかえる際にもっとも気になるのは、どれだけ安くなるのか?ということです。
また料金プランだけに目がいってしまいがちですが、契約更新月以外でのMNPのりかえではauに契約解除料金(違約金)を支払う必要があります。
結論からいってしまうと、契約解除料金(解約金)を支払っても場合によっては元の取れる計算となっていて、楽天モバイルへのりかえた方がお得となっています。
auで利用した場合のプラン料金
au料金プラン | |
基本料 | カケホ 2,700円or スーパーカケホ 1,700円 |
インター ネット接続 |
LTEネット 300円 |
データ定額 | データ定額1GB 2,900円データ定額2GB3,500円データ定額3GB 4,200円データ定額5GB 5,000円データ定額20GB 6,000円データ定額30GB 8,000円 |
プラン合計 | 4,900円〜1,1000円 |
※税抜価格でこれに機種代金と毎月割が加味されます。
※auスマートバリューは加味していない料金です。
ということになりauを利用した場合、プラン料金では最低1GBデータ容量プランでも4,900円〜となり平均しても6,000円〜8,000円のプラン料金を支払っている人がほとんどだといわれています。
まず現在auにいくら払っていますかの確認をしてみてください
楽天モバイルで利用した場合のプラン料金
楽天モバイルではプランが通話SIM、050データSIM(SMSあり)、データSIM(SMSなし)という3つから選べることになっています。通話付きが当たり前なauとはここがまず異なりますよね。
auから楽天モバイルへMNPでのりかえる場合、電話はそのままという条件になるので、通話SIMを選ぶことになります。
それ以外を選んでしまうと、インターネット通信専用のプランとなってしまうので、今まで使っていた電話番号がなくなってしまいますので注意が必要です。
通話SIM | データSIM |
||
ベーシックプラン | 1,250円 | ||
3.1GB プラン |
1,600円 | ||
5GB プラン |
2,150円 | ||
10GB プラン |
2,960円 | ||
20GB プラン |
4,750円 | ||
30GB プラン |
6,150円 |
楽天モバイルのような格安SIMでは、通話料が40円/分と比較的高額にになってしまうのですが、楽天モバイルではかけ放題オプションである楽天でんわ5分かけ放題オプションというものも用意されています。
auからのりかえの際には、今まで通話定額が当たり前のように付いていたと思うので、こういったオプションをつけておいて今までと似た環境にしておくことがおすすめとなります。
楽天でんわの5分かけ放題をオプション追加した場合の料金は次のようになります。
通話SIM | 楽天でんわ | 合計 月額料金 |
|
ベーシックプラン | 1,250円 | 850円 | 2,100円 |
3.1GB プラン |
1,600円 | 850円 | 2,450円 |
5GB プラン |
2,150円 | 850円 | 3,000円 |
10GB プラン |
2,960円 | 850円 | 3,810円 |
20GB プラン |
4,750円 | 850円 | 5,600円 |
30GB プラン |
6,150円 | 850円 | 7,000円 |
楽天モバイルでは5分かけ放題オプションをつけても人気の3.1GBプランや5GBプランを選んだとしても約2,500円〜3,000円におさまります。
auでの最低料金の4,900円と比較してもその差は、2,000円〜2,500円/月にもなります。
年間にすると約30,000円の差にもなり、契約プランによってはもっと差額を大きくなるということです。
ただしここで注意しておきたいのは、auでの解約金のことです。というのも、auでの更新月以外での解約金は次のようになっています。
auでの更新月以外での 違約金 |
|
誰でも割 | 9,500円 |
年割/スマイルハート割引 | 3,000円 |
多くの場合、誰でも割が適用されていると思うのですが、auで利用した場合の料金と楽天モバイルで利用した場合の年間差額を考えると、違約金に関しては4〜5ヶ月もあれば元が取れる計算となっています。
これに楽天モバイルでの新規契約事務手数料の3,000円を加えても半年で元が取れる計算になります。
短期的に見ると「違約金がかかってもったいないなぁ」という気持ちもわからなくはないのですが、長期的に見ると「楽天モバイルにのりかえた方がトータルでお得」ですし、auを使い続ければ使い続けるほと支払う料金多くなるとは反対で、楽天モバイルを長く使えば使うほどauよりお得になるという結果になるのです。
料金面で考えたらauから楽天モバイルへのりかえた方が絶対にお得!
楽天モバイルのような格安SIMの最高の特徴は、利用料金が安くなるので支払う料金がいままでより少なくなるということです。
だからこそ今格安SIMが注目を浴びているのですが、その中でも楽天モバイルはとっても安い部類の格安SIMとなっています。
どれぐらい安くなるかはauで利用しているプランと、楽天モバイルでこれから利用するプランの差額によりますが、どう考えても確実に安くなるのは間違いなしです。
ですから料金面でのメリットをしっかりと踏まえた上で、MNPのりかえの方法やauから楽天モバイルののりかえる際にの注意点をさらに詳しく確認していきましょう!
auをMNP転出(解約)して楽天モバイルへMNP転入する方法と初期設定(APN設定)
料金の確認ができたら次に大切なのは、auをMNP転出して楽天モバイルへMNP転入する方法です。
これを”MNPする”ともいいます。大まかな流れてしては次のようになっています。
auでMNP予約番号を取得
↓
楽天モバイルをお申し込み
↓
楽天モバイルへMNP切替
↓
必要に応じてAPN設定(ネット回線の初期設定)
初めて格安SIMを利用する場合には難しそうな印象ですが、手順をしっかりと踏まえればとっても簡単な手続きとなっています。
それでは順を追って確認していきましょう!
auをMNP転出するためにMNP予約番号を取得する
実際のauでのMNP転出の方法を説明していきます。
auから違う携帯電話会社にMNP転出をおこなう場合は、MNP予約番号というものを発行してもらわないといけません。
これには電話、EZweb、店頭での3つの方法があります。
電話でのMNP転出方法
auにはMNP(携帯電話番号ポータビリティ)受付窓口という電話で対応してくれるサービスがあります。
これに電話をかけてMNP予約番号を取得するのですが、その際には
名前
携帯電話の番号
暗証番号
を答える必要があります。
電話をかけてガイダンスに従い、オペレーターにつながれば必要な情報を聞かれるので上記の事項を答えれば注意事項の説明の後、MNP予約番号を伝えてもらえます。
auの携帯電話・一般電話ともに
0077-75470(通話無料)で9:00〜20:00でつなぐことができます。
EZwebでのMNP転出の方法
ウェブ上からのMNP予約番号の取得も可能です。
auのケータイやスマートフォンからEZwebに接続して、
→トップメニューまたはauポータルトップ
→auお客さまサポート
→申し込む/変更する
→au携帯電話番号ポータビリティ−(MNP)
この順番にページを進めていくだけMNP予約番号が取得できます。
店舗でのMNP転出の方法
電話でもネットでも不安な方は、店舗でのMNP転出の手続きもすることができます。
お近くのauショップに足を運び、「MNP転出をしたい」という旨を店員さんに伝えましょう。
実際には店舗に行ってしまえば特に自分ですることは何もありません。
ただ繁忙期などでは待ち時間が長く、MNP予約番号を取得するまでに時間がかかってしまうかもしれません。
楽天モバイルで申し込みをする/空白期間なくMNP転入切り替えする開通方法
次に肝心の楽天モバイルへの申し込みです。
楽天モバイルへは公式サイトから申し込むことが可能で、端末セットやSIMカードのサイズ、プランを選んでいきます。
お客様情報入力の画面になると次の画面は出て来ます。
「今お使いの電話番号を引き継ぐ(MNP)」にチェックを入れると、MNPに関する項目が現れます。
すると、上記のような画面に変わりますので「自宅から楽天モバイル開通受付センターに電話して開通する」にチェックを入れます。
ここにチェックを入れないと、楽天モバイル側で自動的にMNP転入手続きをしてしまうためSIMカードが届くまで2日〜3日間電話が使えなくなります。
そうなってしまうことを「空白期間」と呼び、携帯電話を使っての電話ができなくなる期間が出るためとっても不便になってしまいます。
ですので、電話ができなくて困る場合は、必ず「自宅から楽天モバイル開通受付センターに電話して開通する」にチェックを入れるようにしてください。
次に、「今auで使っている電話番号」と「MNP予約番号」を入力します。
また、MNP予約番号の有効期限を選択する項目があります。MNP予約番号には有効期限があり、楽天モバイルでは10日以上の有効期限が必要となります。
MNP予約番号の有効期限は取得してから15日なので、取得してからなるべく早く(5日以内 )に申し込むようにしてください。
次に SIMカードを届いたら、楽天モバイルへのMNP転入です。
楽天モバイルはSIMカードが自宅に届いた時点で、楽天モバイル開通受付センターに電話をすれば空白期間がなくのりかえることが可能となります。
受付時間による、MNP切替実施時間は次のとおりです。
午前8:59まで 受付完了 |
当日の9:00〜21:00に切替完了 |
午前9:00以降に 受付が完了 |
翌月の21:00までに切替完了 |
上記の受付時間を参考にして、利用する対象の電話番号から以下の電話番号へ電話すると即日開通となります。
楽天モバイル開通受付センター : 0800-805-1111 ※通話料無料
楽天モバイルのお申込み時にこの電話かウェブでのMNP転入切替の手続き方法を選択できるのですが、これを知らずにウェブでの方法を選択してしまうと2〜3日の空白期間が出てしまうのでお気をつけてくださいね。
楽天モバイルで開通が完了するまではauが使えるので安心!
電話での開通手続きを行った場合、空白期間がないのはとっても安心です。
切替手続きが完了してから開通までも、前のauスマートフォンが利用可能なので電話やメールがきたりLINEがきたりしても安心です。
本当に簡単に切替手続きができちゃうので、今まで乗り換えなかったことを後悔するぐらいですよ!
楽天モバイルでのAPN設定の方法詳細
ではMNP転入切り替えの手続きの次は、APN設定です。
APN設定とは楽天モバイルの、ネットワークを利用してインターネット接続を行うのに必要な設定です。
楽天モバイルで端末セットを購入の場合は、このAPN設定は発送する段階で設定されているため必要ありません。
SIMフリースマホを利用する場合、おすすめではありませんがau端末をそのまま利用する場合では必要となっています。
AndroidのAPN設定方法
お使いのAndroid機種により細かい項目名は違ってきますが、
「設定」→「モバイルネットワーク」→「APN(アクセスポイント名)」
という操作方法でAPN設定画面を表示することが可能です。
そこで次の情報を入力し、楽天モバイルのAPNを追加します。
・APN:rmobile.jp
・ユーザー名:rm
・パスワード:0000
・認証方法:PAPまたはCHAP
iPhoneのAPN設定
iPhoneなどのiOS端末で利用するためにはAPN情報を入力するのではなく、楽天モバイルが作成した構成プロファイルをインストールする必要があります。
Wi-Fiに接続したiPhoneでSafariを開き、
http://mobile.rakuten.co.jp/support/apn_setting/voice.mobileconfigにアクセスします。
するとインストールの確認が求められるので、内容を確認してインストールを実行してください。
利用するiPhoneのアンテナ立って、3G(H)や4G(LTE)などが表示されればAPN設定の完了です。
auから楽天モバイルにのりかえる際の注意点!
それでは最後にauから楽天モバイルへ乗り換える際の注意点です。
ここを確認してみて、もしauで使い続けることの方にメリットを感じる場合には、楽天モバイルへのMNPはおすすめできません。
料金が安くなるということは何かを妥協して受け入れる必要があります。
楽天モバイルではauのキャリアメールは使えません。
auから楽天モバイルにのりかえる場合、当然のことながら「〜@ezweb.ne.jp」のキャリアメールが使えなくなります。
auのキャリアメールをよく使用していて変更するのはどうしてもできないという場合は乗り換えない方がいいかもしれません。
楽天モバイル
しかし、楽天モバイルでは1契約につき「楽天メール(@rakuten.jp)」のメールアドレス1つが無料で取得できます。
契約後メンバーズステーションの「楽天メールご登録」からすることが可能です。
端末の分割金を清算する必要がある
auで契約する際に必須となるのが機種の購入です。この際の分割金を清算する必要があります。
機種代金を一括で購入していれば別問題ですが、ほとんどの場合は分割で購入していると思います。
その場合で分割支払いに残り回数があるときは、解約後も支払いをしなければいけません。
分割支払金残額はそのまま分割での支払いを継続するか、もしくは一括での精算もすることができます。
auのポイントが全部なくなる
毎月のau携帯電話の利用で支払金額に応じてWALLET ポイントやauポイントが貯まります。
auを解約して楽天モバイルにMNPすると、せっかくauで貯めたポイントは消失してしまいます。
長い期間auを使っている人だったら、何も手つかずのポイントが残っていることが結構あると思います。
しかしポイントは全て失効してしまいます。
auのポイントがたくさん貯まっている場合にはもったいなのですで、解約する前のポイントを使っておくことがおすすめです。
契約更新月以外にはauへの契約解除料金がかかる!
auから楽天モバイルへのりかえる際には、契約更新月以外でのMNPでは契約解除料金がかかってしまいます。
しかし先ほどご紹介した通り、料金の差額から考慮すると結局乗り換えた方がお得という結果になっています。
機種がそのまま使えない可能性が高い!
auで使用していた機種は原則的には、楽天モバイルでは利用することをおすすめしません。
auで購入した端末をSIMロック解除をして、楽天モバイルでSIMカードを契約すれば使える可能性はあるのですが、auと楽天モバイルでは利用する周波数の互換性が少ないために、満足のいく通信品質で利用する可能性は低くなっています。
ですので、auから楽天モバイルにのりかえる際には、楽天モバイルで新しい機種を購入することか自分でSIMフリースマホの機種など準備するのがより良い選択となります。
auから楽天モバイルへのMNPのりかえまとめ
auから格安SIMへぜひのりかえてみてくださいね!
冒頭でもご紹介した通り、auから楽天モバイルにのりかえるにはどういった形でのりかえるのかがとても大切です。
au端末は対応バンド数や周波数帯の確認が必要なので、そういったマニアックなことが苦手な場合は避けるべきかもしれません。
そういった場合には、
・楽天モバイルで端末購入
・SIMフリースマホやドコモの中古端末を自分で準備
といった手段を取る方が、auから楽天モバイルへののりかえは確実です。
また、mineoなどのau系格安SIMでなら、au端末をSIMロック解除することも周波数帯なども気にすることなく使えます。
こういった格安SIMでも楽天モバイルと同等程度の料金で利用することができるので、特に楽天モバイルへのこだわりがない場合は、そちらの選択肢もありかと思います。
ぜひご自身にあった乗り換え先を選んでみてくださいね!
私がauから格安SIMに乗り換えた実体験(参考記事)