
トーンモバイルを契約している方が、海外旅行や出張に行く際にまず気になるのが「現地でそのままスマホが使えるのか?」という点です。また、日本から海外の友人やビジネス先に電話をかける「国際電話」についても、格安スマホならではの注意点があります。
結論からお伝えすると、トーンモバイルは海外でも利用可能ですが、「電話」と「インターネット(データ通信)」で仕組みが全く異なるため、事前の準備が欠かせません。
この記事では、現在の最新状況を踏まえ、高額な請求を避けつつ便利に使うためのポイントを詳しく解説します。
トーンモバイルは海外で使えるのかなぁ
海外でスマホを使うための「国際ローミング」とは?
まず基本となる「国際ローミング」という言葉について説明します。これは、日本の携帯会社(トーンモバイルの場合はドコモの回線など)が提携している海外の通信会社の電波を借りて、現地の通信ネットワークを利用できる仕組みのことです。
国際ローミングには大きく分けて、音声通話を行う「音声ローミング」と、インターネットを利用する「データローミング」の2種類があります。
大手キャリアではこれらがセットで提供されることが多いですが、トーンモバイルのような格安スマホ(MVNO)では、この2つの扱いが大きく分かれているのが特徴です。
知りたい知りたい!
トーンモバイルの海外での「電話(音声通話)」
トーンモバイルで「090」「080」「070」から始まる電話番号(音声通話オプション)を契約している場合、海外でもそのまま電話をかけたり受けたりすることが可能です。
これを「国際ローミング」と呼びます。月額の追加料金はかかりませんが、利用した分だけ通話料が発生します。
海外で電話ができるのね!
ここで注意が必要なのは、海外での通話料は日本国内よりも非常に高額になるという点です。また、日本国内では電話を「受ける」のは無料ですが、海外では「着信して通話する」際にも料金が発生します。これは、日本から海外のあなたのスマホまで音声を届けるための転送費用がかかるためです。
かかってきて出ても料金かかるから気を付けて!
現在、多くの主要国で音声ローミングが利用可能ですが、1分あたりの単価は国によって異なります。
例えば、韓国やアメリカ、ヨーロッパ諸国などでは1分あたり数十円から数百円かかることが一般的です。緊急時以外は、極力長電話を控えるのが賢明です。
なお、トーンモバイルの基本プランに含まれる「050」から始まるIP電話(インターネット回線を使った電話)については、次のインターネット通信の項目で詳しく解説しますが、Wi-Fi環境さえあれば海外でも日本国内と同じ感覚で安く利用できます。
そっちを利用するのが安全ね!
トーンモバイルの「インターネット(データ通信)」は海外でどうなる?
実は、トーンモバイルは独自のデータローミングサービスを提供していません。つまり、トーンモバイルのSIMカードを挿したまま海外の街中でインターネット(地図アプリやSNSなど)を使おうとしても、基本的には通信ができない仕組みになっています。
えー、残念!
では、海外でネットを使うにはどうすればよいのでしょうか。現在、主に以下の3つの方法が推奨されています。
eSIMを利用する(最もおすすめ)
近年のiPhoneや最新のAndroid端末(トーンモバイルでも2025年よりeSIM対応が拡大しています)を利用している場合、本体の中に別の通信プランを追加できる「eSIM」という機能が非常に便利です。トーンモバイルのSIMはそのままに、海外専用のデータ通信プランをオンラインで購入・設定するだけで、現地到着後すぐにネットが繋がります。
現地の無料Wi-FiやレンタルWi-Fiを利用する
ホテルのWi-Fiや、日本から借りていくポケットWi-Fiルーターを利用する方法です。これらに接続していれば、トーンモバイルの端末でもLINEの送受信や動画視聴、さらには「050 IP電話」での発着信も可能になります。
海外用プリペイドSIMカードを購入する
現地の空港などでSIMカードを購入し、一時的に差し替える方法ですが、設定(APN設定)などの手間がかかるため、現在はeSIMの方が主流になりつつあります。
日本から海外へかける「国際電話」の詳細
次に、日本国内にいるときに、海外の電話番号へかける「国際電話」についてです。
トーンモバイルでは「090/080/070の回線」と「050 IP電話」の両方から国際電話をかけることができます。
使い分けのポイントは圧倒的な「料金の差」です。通常の電話回線(090など)を使うよりも、アプリ経由の「050 IP電話」を利用する方が、通話料を劇的に安く抑えることができます。
絶対アプリを利用しよ!
【国際電話の料金比較(目安)】
| 国名 | IP電話(3分あたり) | 通常の電話(1分あたり) |
|---|---|---|
| アメリカ(本土) | 約7.5円 | 約34円 |
| 中国 | 約40円 | 約57円 |
| 韓国 | 約70円 | 約57円 |
| イギリス | 約22円 | 約108円 |
※料金はプランや時期によって変動する場合があります。
表を見ると分かる通り、特にアメリカやイギリスなどの主要国へかける場合、IP電話の方が圧倒的にリーズナブルです。
ただし、IP電話はインターネット回線を使用するため、通信環境が不安定な場所では声が途切れる可能性がある点は覚えておいてください。
トーンモバイルでの国際電話のかけ方
どちらの方法でかける場合も、ダイヤル方法は共通しています。
「010」+「相手の国番号」+「相手の電話番号(最初の0を取る)」
(例:アメリカの「012-345-XXXX」にかける場合、「010-1-12-345-XXXX」となります)
※イタリアの固定電話など、一部「0」を取らずにかける例外もあります。
トーンモバイルを海外で使う方法まとめ
トーンモバイルでの海外利用や国際電話は、仕組みさえ理解していれば決して怖くありません。
- 海外へ行くとき:電話番号での着信は可能(ただし高額)。ネット通信はトーンモバイルの回線ではできないため、eSIMやWi-Fiを準備する。
- 日本から海外へかけるとき:できるだけ「050 IP電話」アプリを使うことで、通話料を安く抑える。
このように使い分けることで、格安スマホのメリットを最大限に活かしつつ、海外ともスムーズに繋がることができます。
安心した状態で海外に行ってくださいねー!


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