
格安SIMやスマホの契約を検討する際、「エントリーパッケージ」を使って初期費用を安くしようと考える方は多いのではないでしょうか。
かつてのエントリーパッケージといえば、Amazonなどで数百円のコードを購入することで、契約時にかかる3,000円〜4,000円ほどの事務手数料を無料にするという「裏技」的な節約術でした。
しかし、。現在の楽天モバイルの申し込みにおいて、基本的にエントリーパッケージは不要です。
なぜなら、楽天モバイルは現在、契約時の事務手数料そのものを「0円」に廃止しているからです。
じゃあ気にせず申し込めばいいのか!
かつてのエントリーパッケージの常識と、現在の楽天モバイルの違い
以前の楽天モバイル(ドコモ回線やau回線を借りていたMVNO時代)では、契約するたびに3,000円〜3,394円(税別)ほどの「契約事務手数料」が必要でした。
そのため、Amazonなどで数百円のエントリーパッケージを購入し、その手数料を無料にすることで、差額の2,000円〜3,000円ほどを得することができていました。
し自社回線を持つ携帯キャリア(MNO)へと進化した現在の楽天モバイルは、「ZERO宣言」というスローガンを掲げています。これにより、契約事務手数料だけでなく、MNP転出手数料(番号そのまま乗り換えの手数料)や、契約解除料(違約金)などがすべて無料になりました。
ユーザー想いな楽天モバイルさんですね!
つまり、わざわざエントリーパッケージを購入して事務手数料を無料にする必要自体がなくなったのです。
現在もAmazonなどで「楽天モバイル エントリーパッケージ(申し込みパッケージ)」といった商品が販売されていることがありますが、これは事務手数料を無料にするためのものではなく、契約によって楽天ポイントなどの特典をもらうための「キャンペーンコード」のような扱いに変わっています。
いちばんおとくな楽天モバイルの詳細はコチラ現在販売されているパッケージを利用する際の注意点
もし現在販売されているパッケージを購入しようとしているなら、少し待ってください。
ちょっと待った!
実は、パッケージを購入するコスト(数百円)や、配送を待つ時間を考えると、公式サイトで行われているキャンペーンを利用して直接申し込むのと大差がない、あるいは公式サイトの方がお得なケースが多いのです。
特にパッケージ版は、購入してから手元に届くまでに時間がかかります。さらに、そこから申し込み手続きを行うため、利用開始までの日数が余分にかかってしまいます。
現在は「eSIM(イーシム)」という、物理的なカードの配送を待たずに、ネット申し込みから最短数分で開通できる技術も普及しています。スピードと手軽さを優先するなら、Webサイトから直接申し込むのが最も賢い選択と言えるでしょう。
シンプルになった現在の料金プラン「Rakuten最強プラン」
以前は「3.1GBプラン」や「5GBプラン」など、容量ごとに細かくプランが分かれていましたが、現在は「Rakuten最強プラン」というワンプランのみになり、非常にわかりやすくなりました。
シンプルisベスト!
このプランのすごいところは、「使ったデータ量に応じて勝手に料金が決まる」という段階制であることです。
あまりスマホを使わなかった月(3GBまで)は、月額980円(税込1,078円)で済みます。
動画などをある程度見た月(3GB〜20GB)は、月額1,980円(税込2,178円)になります。そして、どれだけネットを使っても、20GBを超えた以降は月額2,980円(税込3,278円)でストップし、データ使い放題となります。
| データ利用量 | 月額料金(税込) |
| 0GB 〜 3GB | 1,078円 |
| 3GB 〜 20GB | 2,178円 |
| 20GB以上(無制限) | 3,278円 |
以前のエントリーパッケージ利用時のように、「初月無料特典がなくなる」といった複雑な損得勘定をする必要もありません。どのタイミングで申し込んでも、その月に使った分だけの請求となるため無駄がありません。
いちばんおとくな楽天モバイルの詳細はコチラ現在はエントリーパッケージを探すよりもWeb申し込みが正解
かつては必須級の節約術だった「エントリーパッケージ」ですが、楽天モバイルが事務手数料を完全無料化した今、その役割は終わりました。
現在Amazonなどで見かけるパッケージは、数百円のコストと配送の待ち時間が発生する上、公式キャンペーンと比べて極端にお得になるわけではありません。むしろ、手続きが複雑になるデメリットの方が大きいと言えます。
「初期費用0円」「違約金0円」「ワンプランでわかりやすい」
これが現在の楽天モバイルの姿です。エントリーパッケージを探す手間をかけるよりも、公式サイトからサクッと申し込みを済ませて、到着を待つ(あるいはeSIMですぐに使い始める)のが、最もスムーズで賢い始め方と言えるでしょう。
賢くいきましょう!


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