auなどのキャリアのスマートフォンを利用していて、格安SIMにのりかえる際に問題になるのが通話料金です。
auやドコモやソフトバンクといったキャリアと比べて、通話料が格安SIMの弱点といわれているのですが、ここ最近ではau系の格安SIMでもかけ放題などのオプションサービスが充実してきています。
特にauからのりかえた際にはカケホやスーパーカケホがなくなるので、電話料金に関しては不安ですよね。
でもau回線を使ったmineo(マイネオ)・UQmobile(UQモバイル)・iiJmio(アイアイジェイミオ)にはそれぞれ通話定額(かけ放題)が用意されているので、通話料金を節約することが可能です。
au系格安SIMでなら通話料が節約できる!しかもauのスマホのりかえならSIMロック解除不要!
例えばauでのかけ放題では、「カケホ」や「スーパーカケホ」などがあります。
カケホ(2,700円/月):国内通話が無料
スーパーカケホ(1,700円/月):1回5分以内の国内通話が24時間かけ放題(家族間は5分超でも無料)
※料金は誰でも割適用時
au回線の格安SIMでは600円〜同等のサービス、もしくはそれ以上のオプションの加入が可能です。
上記の料金に加えて、パケット定額も加わるのでauでの料金が高くなってしまうのは当然ですよね。
au系の格安SIMにのりかえるだけで月々3,000円以上、年間で4万円から6万円以上も節約になることもあります。
しかもauからau回線の格安SIMへののりかえであればSIMロック解除が必要なく、SIMカードを入れ替えてそのまま使えるのは大きなメリットですよね!
ではau回線の格安SIMの通話かけ放題を徹底比較していきましょう!
au回線の格安SIMでおすすめはここ!平均通話時間を知っておくと選びやすい!
格安SIMと呼ばれるMVNOの会社にはNTTドコモの回線を利用した会社が多いのですが、auの回線を利用した格安SIMのかけ放題プランを用意しているおすすめの会社は以下の3社となっています。
iiJmio(アイアイジェイミオ)
mineo(マイネオ)
UQmobile(UQモバイル)
au回線を用いたMVNOにはFiimo(フィーモ)という会社もあるのですが、通話定額などのかけ放題サービスをお考えなら、上記の3社のいずれかで間違いありません。
ただしそれぞれの会社によってサービスの内容は各社千差万別で、どのサービスがぴったりかは利用する私たちユーザーによっても様々です。
MVNO | オプション名・料金 | 概要 |
mineo (マイネオ) |
5分かけ放題 サービス 850円 |
1回5分までかけ放題 |
通話定額30 840円 |
30分1,200円分が利用可能 | |
通亜定額60 1,680円 |
60分2,400円が利用可能 | |
IIJmio | 1回の通話が 短い人向け 600円 |
1回3分 (家族は10分)かけ放題 |
1回の通話が 長い人向け 830円 |
1回5分 (家族は30分)かけ放題 |
|
UQmobile | おしゃべり プランS 1,980円 |
5分かけ放題(データ定額込み) |
おしゃべり プランM 2,980円 |
どれぐらいの長さ電話するかで選ぶのもあり!平均通話時間を知っておくととっても便利!
かけ放題定額のある格安SIM選ぶ際に「結局どの格安SIMがおすすめなの?」ということかもしれません。
利用の仕方によって一概にはいえませんが、”どれぐらいの長さ電話するのか?”を基準に考えることがおすすめポイントです。
一般的な通話時間の平均を知っておくととっても便利ですよね!
実は参考になるデータがあって、MMD総研の調査結果では
1日の通話時間は7割が「10分未満」、1カ月の通話時間は「1時間未満」が8割
となっています。
中には家族だけと5分以上電話するという人も多く、ほとんどの場合には通話は長時間しないという結果になっています。
自分の通話時間を計ることはなかなか難しいですが、こういった点を覚えておくとどの格安SIM会社のかけ放題サービスを利用すれば無駄がなく使えるかがわかってきますよね。
では実際に各社のサービス内容を確認していきましょう!
mineo(マイネオ)の5分かけ放題/通話定額(通話定額30/60)の詳細
mineo(マイネオ)は日本初のドコモ回線とau回線の両方が使えるマルチキャリア対応の格安SIM会社です。
関西電力系のケイ・オプティコムという会社が運営している会社です。
ユーザーの手助けしてくれるマイネ王というコミュニティサイトも人気で、パケットギフトやパケットシェアなどの独自のサービスも人気です。
mineo(マイネオ)の通話定額やかけ放題サービスに関しては、以下の3種類があります。
5分かけ放題サービス
通話定額30
通話定額60
5分かけ放題サービスのmineoでんわの詳細
mineoでんわとは短時間の電話の場合には、とってもお得になる通話かけ放題サービスです。
「5分かけ放題サービス」は月額850円で 5分以内の国内通話が、何度でも無料となるサービスです。
「mineoでんわ」アプリをダウンロードして、アプリから発信することで、通常の090番号(090/080/070)の通知で電話かけることができるので、通話相手にも番号が変わらず発信することができます。
5分かけ放題サービス | |
内容 | 5分間以内の国内通話が 無料でかけ放題 |
月額料金 | 850円(税抜) |
初期費用 | 無料 |
利用方法 | 「mineoでんわ」(アプリ)をダウンロードして発信 |
番号通知 | 発信先には発信元の090番号がそのまま表示 |
5分以上の通話も安い
mineoの5分かけ放題サービスは5分以内の電話では無料ですが、5分間超過した場合の通話料も通常より安く電話ができます。
5分かけ放題サービスに 加入していた場合 |
|
5分超過後の通話料 | 10円/30秒 |
mineoでの通常の通話料は20円/30秒です。ですので5分かけ放題サービスに加入していた場合半分の料金で通話が可能です。
もちろんいちばん通話料を節約するためには、5分以内で一回切ることをおすすめしますが、いつもいつも5分で切ることのできる状況とは限りませんよね。
そんな場合5分以上の通話でも通常の半分以下の料金で済むということはメリットです。
5分かけ放題をつけるとauからのりかえた場合の料金はこうなる
「5分かけ放題サービス」とプラン料金を合わせた料金は以下のようになります。
5分かけ放題サービスは音声SIMでの契約が前提になるので、mineo(マイネオ)ではデュアルプランでの契約となります。
auプラン(Aプラン)
データ 容量 |
デュアル タイプ |
5分 かけ放題 |
合計 |
500MB | 1310円 | 850円 | 2160円 |
1GB | 1410円 | 2260円 | |
3GB | 1510円 | 2360円 | |
5GB | 2190円 | 3040円 | |
10GB | 3130円 | 3980円 |
mineoの5分かけ放題サービスはとってもおすすめ!
実はこのmineo(マイネオ)の5分かけ放題サービスはは今回紹介している、格安SIMとかけと放題サービスの組み合わせの中で、オーソドックスに一番おすすめの組み合わせとなっています。
というのもmineo(マイネオ)では、以前は次に紹介する通話定額しかなかったのですが、ユーザーの強い要望のもとこのサービスが開始されました。
通話定額も確かにお得なのですが、通話をよくする人は・短い時間・何回も、という特徴の場合が圧倒的に多いため、使い切ってしまったらお得ではなくなる通話定額30/60よりも、かけ放題サービスが人気を博しているというわけです。
通話定額(通話定額30/60)の詳細
mineoの「通話定額30/60」というのは、毎月決まった定額料金を支払うことで通常の通話料よりもとっても割安で電話がかけられるmineo(マイネオ)特有のオプションのことです。
申込みはmineoを申込む時にでも、申込んだあとから「マイページ」からでも申し込むことができます。
プランは2種類あり、30分/月以内のライトユーザー向けの「通話定額30」と、比較的よく電話をする60分/月以内のミドルからヘービーユーザー向けの「通話定額60」です。
mineo通話定額 | |
通話定額30 | 840円(税抜) |
通話定額60 | 1,680円(税抜) |
では普通に通話するのとどれぐらいお得なのでしょう?
mienoでの通話料は20円/30秒なので、合計30分間の電話をした場合、通常であれば1,200円/30分の料金がかかります。
しかし通話定額30オプションに加入すれば、840円/30分の通話定額なので、最大360円もおトクになるということです。
ここで考えておきたいのは、最低どれだけの通話をすれば元が取れるのか?ということです。
この通話定額30に加入した場合、21分以上の通話をすれば元が取れて、それ以下なら損をしてしまうということです。
通話定額60ならお得になる幅は広く、通常2,400円/60分かかるところがオプションに加入すれば1,680円/60分となり最大720円おトクになります。
先ほどと同じように最低どれだけの通話をすれば元が取れるのか?と考えると、
この通話定額60に加入した場合、42分以上の通話をすれば元が取れて、それ以下なら損をしてしまいます。
通話定額30/60をつけるとauからのりかえた場合の料金はこうなる
Aプラン(auプラン)
プラン名 (データ容量) |
プラン 料金 |
通話定額 料金 |
合計料金 |
デュアルタイプ 500MB |
1,310円 | 通話定額30 840円通話定額60 1,680円 |
2,150円 (2,990円) |
デュアルタイプ1GB | 1,410円 | 2,250円 (3,090円) |
|
デュアルタイプ3GB | 1,510円 | 2,350円 (3,190円) |
|
デュアルタイプ5GB | 2,190円 | 3,030円 (3,870円) |
|
デュアルタイプ10GB | 3,130円 | 3,970円 (4,810円) |
※合計料金の()なしが通話定額30の場合、()内が通話定額60での料金です。
mineoでなら通話定額30/60より5分かけ放題サービスがおすすめ!
先ほども紹介しましたが、mineoでこういったサービスを申し込むのであれば、通話定額30/60より5分かけ放題サービスの方がおすすめです。
通話定額も確かに、通常の通話をするよりはお得さはあるのですが、統計的な利用の仕方では5分かけ放題での利用の方が絶対にお得となっています。
難しいことを考えずに5分以内の通話を癖づけるだけで、一切追加料金を取られずに通話ができるわけですからね!
IIJmio(アイアイジェイミオ)の通話定額(かけ放題)の詳細
IIJmioは株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)が提供する設立20年以上になる会社です。通信とネットワークの先進の技術で信頼と実積を積み重ね、日本を代表する通信会社として成長を続けています。
プランが選びやすく格安SIMの初心者でもわかりやすくなっていて利用満足度がもっとも高い格安SIMです。
また、2016年10月からはauの回線を利用するタイプDも提供スタートし、日本で2番目のマルチキャリア対応のMVNOとなりました。
通話定額の概要は以下のようになっています。
IIJmio 通話定額 |
1回の通話が長い人向け 830円 |
1回の通話が短い人向け 600円 |
1回5分 (家族は30分)までかけ放題 |
1回3分 (家族は10分)までかけ放題 |
auからのりかえる場合にはタイプAを利用することになるので、料金プランと通話定額を合わせて料金は以下のようになっています。
タイプA
プラン名 (データ容量) |
プラン 料金 |
通話定額 料金 |
合計料金 |
ミニマムスタートプラン 3GB |
1,600円 | 600円 (830円) |
2,200円 (2,430円) |
ライトスタートプラン 6GB |
2,220円 | 2,820円 (3,050円) |
|
ファミリーシェアプラン 10GB |
3,260円 | 3,860円 (4,090円) |
※料金の()なしが1回の通話が短い人向け1の場合、()内が回の通話が長い人向けの場合の料金となっています。
家族で一緒に使って家族間でよく電話をするなら間違いなくIIJmio!
IIJmioでは家族同士でよく電話する家族には嬉しいサービスです。
家族とよく電話するけど、他の電話はお店の予約やちょっとした問い合わせしかしないことが多い人の場合はIIJmioの一択で間違いありません。
だって1回の通話が長い人向けの方でライトスタートプラン(6GB )を、家族4人で契約したとしても3,050円×4人分で約12,000円/月で済んじゃいます。
auだったら通話定額のプランにしていても、約6,500円×4人の26,000円/月と比べると倍以上もお得になるということです。
ついつい家族で電話が長くなってしまうご家庭の場合であれば、IIJmioがぴったりですよね!
通信品質も国内トップレベルと評価も高いので、通話とインターネットともに楽しめることは間違いなしです。
UQモバイルの通話定額(おしゃべりプラン)の詳細
UQmobileはauのセカンドキャリアと呼ばれるMVNO会社で、auのスマートフォンをそのままでのりかえの場合におすすめな格安SIMです。
UQmobileはモバイルWi-FiサービスのWiMAXなども展開するUQコミニュケーションズが運営する会社のため、MVNOの中でももっとも通信品質が高いといわれています。
通話定額に関してはいままでは、ぴったりプラン(最大30分1,200円)とたっぷりプラン(最大60分3,600円)にそれぞれ含まれていましたが、2017年2月22日以降はぴったりプランとたっぷりプランは廃止になり、おしゃべりプラン(S/M)での提供になりました。
移行前
UQmobile 通話定額 |
ぴったり プラン 1,980円 |
1,200円が 利用可能 |
たっぷり プラン 2980円 |
2,400円分が 利用可能 |
※現在ぴったりプランとたっぷりプランに申し込めば最大90分3,600円/ 最大180分7,200円の増量となっています。
移行後
おしゃべりプラン(S/M)⇒5分以内国内電話かけ放題
つまりUQmobileでは音声通話プランに加えて通話定額に加入するのではなく、すでに通話定額が組み込まれているプランが用意されているということになります。
おしゃべりプランとは?
UQmobileのおしゃべりプランとは、5分以内の国内通話がなんどでも無料となる、パケット定額とセットになったプランです。
おしゃべり プランS |
おしゃべり プランM |
|
基本料金 | 1980円 (最大13ヶ月) |
2980円 (最大13ヶ月) |
音声通話 | 5分以内の国内通話かけ放題 | |
月間データ容量 | 2GB | 6GB |
契約期間 | 2年間 |
UQmobileの通話定額のおしゃべりプランは契約期間に注意!
UQmobileの通話かけ放題を選ぶ際の注意点は、契約期間に縛りがあるということです。
縛りというのは、その期間内に解約をしてしまうと契約解除料金と呼ばれる違約金が発生してしまうということです。
具体的には2年間後契約更新月以外の解約であれば、違約金として9,500円支払う必要があります。
しかも解約の申し出をしなかった場合には、自動的にさらに2年間の契約期間が設定されるため解約のハードルが高いプランでもあります。
また1回の通話が5分を超えた場合、5分超過分につき30秒ごとに20円の通話料が別途かかってしまうというのも注意点です。
まとめ
おすすめはmineo!家族で電話をするならIIJmio!
以上がau回線を使った格安SIMの通話定額(かけ放題)の詳細でした!
auから格安SIMにのりかえれば確実に料金を節約できるので、本当に助かりますよね!
ただ格安SIMのメリットは最低利用期間の縛りがないことであったりすので、やっぱりauと同じような契約体系のUQモバイルは「ん〜」といったところかもしれません。
それならmineo(マイネオ)でズバッと契約するのか、家族間で通話が多ければIIJmioがとってもお得にしかも安心して申し込めるんじゃないかと思います。