LINEモバイルの最低利用期間にはちょっとした落とし穴があるので注意が必要です。
auやドコモ、ソフトバンクといったキャリアでは、いわゆる縛りと呼ばれる2年間などの「契約期間」があるのですが、格安SIMではキャリアのような縛りがないので人気となっています。
しかし、LINEモバイルでは”何年縛り”とまではいいませんが、最低利用期間が契約するプランのよって設定されています。そして場合によっては解約時にさらに上乗せで料金がかかることがあります。
最低利用料金と解約にかかるその他の費用を事前に確認しておけば安心です!
SIMカードのようなある程度長期間の利用するものの場合、申し込んだ後のメリットばかりに目を奪われてはいけません。
始まりがあれば必ず終わりはあるので、必ず解約するときのことまで考えておきましょう!
それはLINEモバイルだけに限らないことですが、しっかりとチェックしておけばLINEモバイルでは安心して申し込むことができます。
LINEの最低利用期間は通話SIMのみあり!
最低利用期間とは、契約が始まった時点からいついつまでの間は最低利用してくだいという期間のことです。
LINEモバイルでは音声SIMカードのみ最低利用期間が設定されていて、その期間は12ヶ月間(1年間)です。その期間内での解約金はは9800円が発生します。
最低利用 期間 |
最低利用 期間内での解約金 |
|
データ通信 | なし | なし |
データ通信 +SMS |
なし | なし |
データ通信 +音声 |
12ヶ月 | 9800円 |
これはLINEフリープラン・コミュニケーションフリープランであってもどちらでも同様です。
最低利用期間の期間スタートは開始翌月からスタート
音声通話SIMの利用の場合には、12ヶ月以内の解約で解約金がかかりますが、いつから利用開始はいつからスタートするのか確認をしておきましょう。
LINEモバイルでは
”音声通話SIMをご利用の場合、利用開始日から起算し、利用開始日の翌月を1ヶ月目として12ヶ月目の末日まで(末日を含みます。)”とされています。
少し表現がややこしくてわかりにくいのですが、利用開始した月は1ヶ月目に含まれず0ヶ月目という計算になるということです。
利用開始日から起算しというのは、LINEモバイルでSIMカードや端末を申し込んだ日ではなく、実際に開通して利用を開始した日です。
その日がその月に属している月からが利用開始月となっています。
例えば、1月29日頃に音声SIMを申し込んで、2月2日にSIMカードが到着して利用開始を行なった場合には2月が利用開始月となり、その翌月から起算した12ヶ月間が解約金がかかることになっています。
音声SIMでの解約金がかかる月・解約金のかからない期間
具体的に利用開始月の翌月から起算した12ヶ月間を示して、解約金がかかる月と、それ以降の解約金のかからない期間を表にしてみました。
利用 開始月 |
解約金 がかかる月 |
解約金の かからない 期間 |
1月 | 1月〜 翌年1月末日 |
翌年2月から |
2月 | 2月〜 翌年2月末日 |
翌年3月から |
3月 | 3月〜 翌年3月末日 |
翌年4月から |
4月 | 4月〜 翌年4月末日 |
翌年5月から |
5月 | 5月〜 翌年5月末日 |
翌年6月から |
6月 | 6月〜 翌年6月末日 |
翌年7月から |
7月 | 7月〜 翌年7月末日 |
翌年8月から |
8月 | 8月〜 翌年8月末日 |
翌年9月から |
9月 | 9月〜翌年9月末日 | 翌年10月から |
10月 | 10月〜 翌年10月末日 |
翌年11月から |
11月 | 11月〜 翌年11月末日 |
翌年12月から |
12月 | 12月〜 翌年12月末日 |
翌々年1月から |
利用開始月の翌月から起算だけど損ではない!
LINEモバイルの最低利用期間は利用開始翌月からの起算となりますが、決して損というわけではありません。
というのもLINEモバイルでは初月の月額料金が無料となっているため、計算的には12ヶ月分の料金を支払えば解約金が必要なく解約することができるからです。
ただ、この無料期間中の初月に解約をしてしまうと、本来は無料であるはずの初月の月額料金と解約金、またMNPでの転出の場合ではMNP転出手数料がかかってしまいます。
ですので、初月での解約はとっても損をしてしまうことになります。
またLINEモバイルでは解約時の日割りもありません。月の途中で解約すればその月の月額料金を丸々支払う必要があることも頭に入れておくと良いでしょう。
MNP(ナンバーポータビリティ)で他社に転出する場合は手数料がかかる
LINEモバイルを解約する際に気をつけておきたいのは、MNPでLINEモバイルから他社に乗り換える際には、MNP転出手数料がかかるということです。
<MNP転出時の手数料>
MNP転出手数料3,000円(税抜)がかかります。
つまり初月で解約をしたり、最低利用期間内で解約をして、他社へMNP転出する場合には解約金に加えてMNP転出手数料が加算されるということです。
月額料金 | 解約料 | MNP 転出手数料 |
|
初月での 解約・MNP |
初月 月額料金 |
9800円 | 3000円 |
最低利用 期間以内での 解約・MNP |
日割りなし |
このように少しタイミングを失敗してしまうと、1万円以上の諸費用が無駄に支払わないといけないということになってしまうというわけです。
MNP転出手数料は他社でも必要となるため仕方ありませんが、
初月での解約
最低利用期間内での解約
月初での解約(日割りがないため)
は、絶対に避けるようにしたいところです。
LINEモバイルの最低利用期間で損をせずにもっともお得に利用する方法
そうなればLINEモバイルでの、最低利用期間で損をせずお得に利用がしたいですよね。そんな場合は次の方法がおすすめです。
LINEモバイルで損をしない利用方法は以下の二つ!
データSIMでの申し込み
データSIM、またはデータ+SMS付SIMであれば最低利用期間がありませんので、解約金のことを考えずに利用することが可能です。
最低利用期間はしっかり使い切って解約をする
他社からLINEモバイルへMNPの場合、音声SIMでの申し込みが前提となりデータSIMでの契約はできません。
ですので、12ヶ月間は割り切ってLINEモバイルを使い続ければ解約金を支払わずに済みます。最低利用期間が過ぎれば、解約料金がかからずいつでも解約が可能ですし、その時他社への乗り換えを検討するのがベストな選択だと思います。
いずれにしても、LINEモバイルをしっかりと知った上で申し込むことが損をせずに利用するコツとなっています。
1年後にはまた良い別の格安SIMが出ているかもしれないので、現時点でもっともお得なLINEモバイルで使い始めるのがいいかもしれませんね!